金木犀の剪定時期はいつ?花を咲かせる育て方、お手入れの方法を徹底解説!
急に涼しくなり秋の訪れを感じる時期となりましたね。
秋と言えば、10月に開花をしどこからか良い香りが漂いオレンジ色の小さな花を咲かせる金木犀を連想される方も多いのではないでしょうか。
今植樹している方もこれから植樹を検討している方も、せっかくならば良い香りを楽しみたいですよね。
この記事では失敗しない剪定の時期や綺麗な花を咲かせるコツなどを解説していきます!
目次
金木犀の剪定時期は冬と春の2回!
金木犀は夏に花芽を作り、秋に開花します。
そのため夏〜秋にかけて剪定を行うと花の量が減ってしまうため避けましょう。
冬の剪定と春の剪定で目的が異なりますので、剪定の際に迷ってしまわないように学んでおきましょう。
冬に剪定する目的
9月〜10月に花を咲かせた後、11月のタイミングで樹形を崩さないよう軽めの剪定を行うことで枝が伸びすぎることを防ぐことが目的です。
5月中旬頃から花が咲き終わるまでの間は剪定をしないようにしましょう。
時期を考えずに剪定をしてしまうと、せっかくの花芽まで切り取ってし舞うことになり、秋に咲く花を楽しめなくなってしまいます。
プロでも絶対切らない、と言えない為個人で行う場合にはまず避けるとベターです。
おすすめの時期は11月です。金木犀は寒さに弱いため本格的な寒さになる前に軽く剪定を行いましょう。
金木犀の風通しが悪くなると、カイガラムシ・ハダニ・イラガ・マエアカスカシメイガの幼虫などが付きやすくなります。
庭木につきやすい害虫の駆除方法や予防策についてはこちらもオススメです。
▶︎庭木を襲う厄介な害虫!種類別の特徴・被害・駆除方法・予防策を詳しく解説!
春に剪定する目的
春に行う剪定は、樹形や高さを調整することが目的です。
特に3月〜4月は成長が遅くなる時期なので剪定のダメージを最小限に抑えることができるため特におすすめの時期です。
金木犀は刈り込みに強く好みの樹形に仕立てられる木としても人気があります。
玉仕立ての金木犀
主な形としては、コンパクトな「長玉造」美しく見える「玉仕立て」自然な「盆型」があり、お庭の雰囲気や好みで選ぶと良いでしょう。
長玉造は細長い樹形で、都心部で人気です。
玉仕立ては丸く高さも低いため可愛らしい見た目が好みな方に人気です。
盆型は四角く横に広いため目隠し用としても人気です。
個人で行い場合には、必ず全体像を確認しながら少しづつ行うことをおすすめします。
金木犀は生命力が低い植物と言われ、たくさんの枝葉を切る強剪定を行うことで枝がれを招き枯れてしまいます。
すぐには枯れずとも元に戻るまで数年かかり、その間の暑さや寒さに耐えきれず枯れてしまうこともありますので、自信のない方はプロにご相談ください。
花芽の特徴とは
では、花芽にはどのような特徴があるのかを見ていきましょう。
花芽・・・春に新しく伸びてきた新梢の葉っぱの近くに夏頃ふっくらとした蕾のようなものができます。
花芽の形成初期は目視での判断がつきにくく、この時期に手入れをすることで誤って花芽を切ってしまうことが起こります。
そうすると秋に咲く花の数が減ってしまい、せっかくの金木犀が楽しめなくなってしまうことも…
そのため、失敗したくない、確実に花芽を残したい、自信がないという場合は業者に依頼するのも1つの方法です。
金木犀の花を咲かせるためのお手入れ方法
まずは特徴についておさらいしましょう。
開花時期:9月〜10月
植え付け(替え)時期:3月〜4月、10月〜11月
樹高:5m〜6m
耐寒性:やや弱い
耐暑性:普通
特徴:甘い香りがある常緑樹・初心者でも育てやすく生垣向き。
金木犀に適した栽培環境を整える
金木犀は温暖な気候を好むため、強い寒風が当たらずたっぷり日差しの届く場所に植えましょう。
冬に霜が降りる地域や年であれば、根本を保温剤で覆うなどの霜対策も必要です。
日差しが当たらないと生育が悪くなり、花の数も減るため日当たりが良く他の植物との間隔をしっかりと空けて植えるとより良いでしょう。
水やり
金木犀は水捌けがよい土壌を好み、過度な湿気を嫌います。そのため地面に直接植える「地植え」の場合は根付いてからの水やりはほとんど必要ありません。
しかし、植え付け(替え)をしたばかりの場合は半年ほどは土が乾いたタイミングで水をやりましょう。
また、夏期など乾燥が続いた時にはたっぷりと与えてください。朝と夕方2回に分けて与えると良いでしょう。
鉢植えの場合は、土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりを行います。ただし、冬期は水やりの頻度をグッと落として問題ありません。
肥料
肥沃な用土を好むため、寒肥として2月~3月に肥料を施しましょう。
病害虫
風通しの悪い環境では褐斑病や害虫による被害に遭いやすいため枝が混み合ってきたら剪定をし、木の内側にも日差しが当たるようにしましょう。
病気・・・褐斑病・先葉枯病・炭疽病・うどんこ病 など
褐斑病とは、カビの病気で、葉に小さな斑点が現れて枯れていく病気です。
先葉枯病とは、カビや日照不足により枝が痩せ葉さきが枯れる病気です。
炭疽病とは、揚力に褐色に円形の病斑ができることで枯れてしまう病気です。
うどんこ病とはうどん粉をふりかけたように葉に白い斑点が出来、葉全体が白くなる病気です。
葉や茎が奇形になることもあり、ひどくなると黄色くなり枯れてしまいます。
いずれもカビが原因のため発見したらすぐに発病した葉を取り除き、周辺の落ち葉なども含め処分し被害の拡大を防ぎましょう。
発生箇所が多い場合には、株ごと切り取り薬剤を散布すると安心です。
害虫・・・カイガラムシ・ハダニ・イラガ・マエアカスカシメイガの幼虫 など
いずれも風通しの悪い環境を好み、植物の汁を吸って弱らせてしまう害虫です。
見つけたら早めに処分しましょう。しかし、数が多くなればなるほど処理が困難となるため、予防することが大切です。
植木ドクターは害虫駆除にも力を入れております!
お困りの方は是非お問い合わせください。
剪定
5月中旬ごろから夏にかけてできた花芽の数で秋に咲く花の数が決まります。
そのため花芽を切ってしまわないためにも5月〜10月末の間は剪定を行わないようにしましょう。
植樹や剪定、庭木のお手入れは植木ドクターへお任せください!
そろそろ金木犀の季節ですね!
金木犀は初心者でもお手入れがしやすく、三代香木とも呼ばれ非常に香り高い木で人気が高い木です。
それでも知識がないまま育てるには難しくちょっとしたコツで良い香りの花が楽しめますので、庭木を検討されている方は是非取り入れてみてください。
そして、自分で剪定するのに不安があったり、忙しく剪定時期を逃してしまう方もいるかもしれませんね。
そんな時は植木ドクターへお問合せください。
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お見積り後のキャンセルもOKですのでお気軽にどうぞ(^_^)/
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