春のお庭を楽しむために!秋冬に行うべき庭の手入れ方法を植木屋が紹介します!
朝晩が肌寒く感じる日も増えて来て、夏の終わりを感じるようになって来ました。
夏が終わり、秋が過ぎると寒い冬がやってきます。
私たち人間は暖かい洋服や空調設備がありますが、植物たちには冬は耐え忍び越えるものであると思います。
植物が無事に冬を越えて春に元気な草や花を
植木職人が毎年秋にお手入れをさせていただくお客様にお話しする内容を特別に書き記しておきたいと思います。
秋のお手入れ
庭の大掃除
秋の庭掃除では
・落ち葉や枝の処理
・雑草の除去
・不用品の撤去 などが挙げられます。
中でも特におすすめしたいのは、不用品の撤去です。
冬の一大イベントとは、なんでしょうか?クリスマス?お正月?
いえいえ、年末に向けて各家庭で行われる(であろう)…そう、大掃除です!!
え、大掃除をなんで秋にするの?と思われた方、必見です。
【秋のお庭の大掃除は植物に嬉しい冬支度!】
まずは人間にとってのメリットは、寒い冬に外で作業をするのって、すごく大変ではありませんか?
10月にもなると、段々と陽が落ちる時間も早まりますし、朝晩の冷え込みも感じられるようになりますよね。
まだ暖かい秋のうちにお庭の不用品を片付けて、スッキリしましょう!
植木ドクターでは、お庭で出た雑草や落ち葉はもちろんプランターなどの不用品を回収し撤去することも可能です!
大きな倉庫の撤去などもお任せください!
不用品がある方は是非お問い合わせください!
次に植物にとってのメリットをご紹介します。
落葉樹をお庭で育てている方は落ち葉に悩まされてしまいますよね。
落ち葉を掃いて、集めて、その後どうしてますか?
「ビニール袋にまとめて捨てる」?「焚き火にして焼き芋」?
今年は落ち葉を使って来春に使える栄養満点な肥料を作りませんか?
腐葉土作り
落葉樹は涼しくなってくると実をつけ葉は赤や黄色に色付いて、私たちに秋の訪れを感じさせてくれます。
そんな四季を感じさせてくれる落葉樹ですが、落ち葉に悩んでしまいますよね。
せっせと掃除をしても翌朝には地面いっぱいに広がる落ち葉。
集めて捨ててしまうだけではもったいない!そこでおすすめしたいのが、自家製の腐葉土です。
腐葉土に向く葉は落葉広葉樹の落ち葉で、例えば
・ハナミズキ
・ヒメシャラ
・サルスベリ
・ブルーベリー
・ムクゲ
・セイヨウニンジンボク
・マルバノキ
・ドウダンツツジ
・ユキヤナギ
などが挙げられます。
庭に掘った穴に集めた落ち葉を入れて上から土をかけます。
その上にビニールシートをかけ、月に1回程度土と葉をかき混ぜ春まで放置するだけ!
簡単でしょう?
完成の目安は葉が黒くなり、形が崩れたら。
時期としては春には完成するので、お庭の草花にたっぷり使ってくださいね。
作り始める時期としては10月〜11月頃がおすすめですが、過ぎてしまった場合は米ぬかを一緒に混ぜ込むことで発酵が進み春に間に合いますので、お試しください^^
寒さ対策
耐寒性のない植物の鉢植えなどは11月ごろには終え、室内に取り込むようにしましょう。
取り込む時期が遅れ、急な冷え込みで凍ってしまうと、一晩で枯れてしまうので「まだ大丈夫かな?」と思っても早めに行うと安心です。
庭うえにしているもので耐寒性が低く不安な草花には不織布をかけ、寒風が直接当たるのを避けましょう。
また、根元にもバークチップやワラを敷くことで霜が降りることを防ぎ、土の保温にもなるためおすすめです。
冬の間のお手入れ
落葉樹の剪定
【落葉樹の種類】
落葉樹は葉の寿命が1年未満の木のことを言い、冬にはすべての葉を落として休眠状態に入ります。
熱帯や亜熱帯地域においては、冬に限らず乾季に葉を落とすタイプもありますが、四季のある日本では冬に落葉するタイプが一般的です。
身近な庭木の落葉樹としては、
・モミジ
・ケヤキ
・イチョウ
・ハナミズキ
・紫陽花
・ヤマボウシ
・梅
・サクラ
・カキの木
・バラ
・サルスベリ
ここに書いたいがいにも様々な種類の落葉樹があります。
お手入れの仕方や木の種類がわからない、などありましたらお気軽にご相談ください。
過去に書いたハナミズキの剪定についての記事はこちら。お時間ありましたら是非ご覧ください。
【冬場に剪定をすることで枯れる確率がグッと下がる】
なぜ冬に剪定をすると良いのでしょうか?
落葉樹は葉っぱの裏側から蒸散と言って、植物内部の水分を蒸発させることで光合成をする為に太陽から受けた温度を下げ循環させています。
森林浴が涼しく感じるのは蒸散がもたらす気化熱によるものです。
そして、冬場に葉をすべて落とした後にはこの蒸散をしなくなり枝の成長を止めるため、休眠期と呼ばれています。
葉をつけている間は根から養分を吸い上げ幹から枝、葉まで回します。
その時に枝を切ってしまうと、枝の修復に養分を使ってしまい、本来届けるはずだった葉や枝に養分が行き渡らなくなることを「木に負担がかかる」と言います。
落葉樹が耐え切れないほどの負担がかかる切り口を作ってしまうと枯れてしまうということが、夏の剪定は控え冬場の剪定をおすすめする理由となります。
落葉樹が枯れる確率をグッと下げるのは、冬場(休眠期)の剪定です。
【高い場所の剪定や切るべき枝に迷ったら、プロに相談してください!】
落葉樹にも「低木」「中木」「高木」とあり、低木や中木なら個人でも剪定が可能です。
しかし高木や中木でも届かない高さの場所に関しては怪我にも繋がるため無理をせず、プロを頼ってください。
プロでも転落し大怪我をすることがあります。どんなに気をつけていても防げないので、絶対に無理しないでくださいね!
植木ドクターでは木1本からでも最短即日駆けつけるスピード対応と、事前相談で立ち会い不要などお客様のニーズに寄り添った「痒いところに手が届く」サービスをご提供しております!
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冬の間の水やり
夏の間は毎日のように行っていた水やりも、気温の低下とともに回数を減らしていきます。
気温が下がると植物は生育が緩やかになるため多くの水を与えるとかえって毒になってしまいます。
土壌からの蒸発もゆっくりになるため冬場は土が乾きにくいと思います。
そのため、土が乾いたら軽く湿る程度に水をやるくらいが丁度良いでしょう。
また、時間帯にも注意が必要で、夕方に水やりを行うと、夜間に凍結してしまい根を痛める原因となります。
そのため冬場の水やりは気温が上がり始める午前中か日中に行いましょう。
自動散水機をご使用の方は冬場は一度止め、気温や土、草花の様子を見ながら回数を分けるなど調節することをおすすめします。
寒肥やり
寒肥(かんごえ)とは、寒さで庭木の成長が止まる休眠期に、春からの成長を促すために与える肥料のことを言います。
冬の間に肥料の成分が徐々に植物が吸収できる形に変わり、休眠期から冷めたタイミングで一気に吸収されることで春からの成長を助けてくれます。
寒肥に最適なのは、有機肥料です。時期は12月〜2月間に与えましょう。
有機肥料とは、牛糞や油カスなどの植物由来の有機物を原材料とした肥料のことで、有機肥料に微生物が集まり時間をかけて春に向けた土壌作りをしてくれます。
重要なのは、冬の間に少しずつ地中で分解され、冬の新芽を出すタイミングで栄養満点な土壌になっておくこと。
そのために、あえて有機肥料を使用するのです。分解が早い化成肥料は使用しないでくださいね。
ホームセンターやネットの販売サイトで「寒肥」と書かれた肥料が簡単に手に入りますので、探してみてください。
まとめ
春に綺麗な花や新芽をつけるために重要な下準備期間となる秋と冬。
秋には大掃除を先取りして庭を綺麗にすれば気分も晴れておすすめです。
集めた落ち葉を再利用して腐葉土にすれば、来春以降の土壌改良に役立ちます。
寒さ対策をしておけば庭木の寿命も伸び長く楽しむことができます。
冬になれば本格的に春に向けての準備期間!
落葉樹の剪定で新芽が伸びる準備ができさらに元気な葉や花をつけてくれることでしょう。
水やりの量を見直すことでより愛着も湧きますね。
寒肥を与えれば春や夏に咲く花がより一層美しくなります。
一つ一つを見ると簡単でも全てやろうと思うと一苦労と感じる方もいらっしゃると思います。
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