ハナミズキは剪定をサボると花が咲かない!?元気に育てるためにはどうしたらいい?
桜が散った後に花を咲かせるハナミズキ。
歌手の一青窈さんが歌った『ハナミズキ』が有名になったことで、樹木としても人気が高まりました。
一度はカラオケで歌ったことがあるという人が多いのではないでしょうか?
「私の十八番です!」という人もいるかもしれませんね♪
そんなみんなに愛され続けているハナミズキですが、樹木も歌も「アメリカ」に深く関係している樹木。
歌のハナミズキは、アメリカの同時多発テロ事件をテーマにしたもの、そして樹木のハナミズキは日本がアメリカから「返礼品」として受け取ったものです。
辛い記憶や国を超えた繋がりを見守り続けてきた樹木でもあるということですね!
さて、今回はそんな深く知っていそうで知らないことが多い「ハナミズキ」について詳しく解説していきたいと思います。
・これからハナミズキを植えようと思っている人
・庭にハナミズキが植えてあって、うまく剪定できていない人
このような人は必見の内容です。
日本でもアメリカでも愛されているハナミズキについて、深く知っていきましょう!
目次
ハナミズキは春夏秋冬を感じられる落葉樹
日本がアメリカへソメイヨシノ(桜)を贈った際に「返礼品」としてアメリカからいただいたのがハナミズキでした。
そんな経緯もあり、花言葉は・・
・返礼
・私の想いを受け取ってください
・永続性
このようなものがあります。
「大事な誰かに渡すもの」として親しまれていることが、花言葉からもわかりますね♪
開花は桜が散った4月中旬から
ハナミズキは、桜が散る頃である4月中旬頃から開花し始めます。
庭木としてハナミズキを植えることで、出先では桜を楽しみ、桜が散ってしまったらハナミズキで春を感じ・・と「長い春」を楽しむことができるのが魅力です。
そんな桜からバトンを渡されるハナミズキの花は”勘違い”されることが多い花でもあります。
どんな勘違いかというと・・
上の写真の白い部分が花と思われがちですが、これは葉の一種である苞(ほう)の部分。
花は中央の小さい集合体の部分になります。
このような鮮やかな白や黄色の苞をつけるのは、鳥などに花の位置を知らせるためです。
自然の環境で助け合うために、合図を送っているという部分ということになりますね。
指定花として人気のハナミズキ
自治体にはそれぞれ指定花という、それぞれの自治体を象徴するような花が決められています。
東京都はソメイヨシノ、茨城県ではバラと定められていますが、ハナミズキは様々な市町村で指定花として定められています。
【ハナミズキを指定花としている市町村】
・東京都港区
・愛知県一宮市、あま市
・静岡県静岡市 …等
ハナミズキの寿命は80年程度と長く、人の一生の間楽しむことができる樹木です。
また、返礼や気持ちを贈る意味が花に込められているため、集団の象徴として定めるものとしては最適かもしれませんね♪
植え付けや植え替えは12〜2月の休眠期が最適!
落葉樹であるハナミズキの葉が落ち、休眠期に入る12月から2月にかけての3ヶ月間の中で植え付けや植え替えを行いましょう。
ハナミズキが好む環境は下記のような場所です。
・日当たりがよい場所(夏の西日が強い場所はNG)
・風通しがよく乾燥しやすい場所
・水はけがよい土
基本的には「乾燥気味」の環境を好むので、土は排水性が高い方がよく育ちます。
赤玉土を適度に混ぜ、排水性を高めておきましょう。
地植えでは水やりは基本的に必要なし!
地植えでハナミズキを育てる場合は、基本的に水やりの必要はありません。
気温が高い日が続く夏のみ、朝の涼しい時間帯に水をあげて、カラカラになりすぎないように注意しましょう。
その他のシーズンは、乾燥ぎみの土を好むので、水のやりすぎには気をつけてください。
鉢植えで育てる場合は1年に1度は植え替えを
鉢植えでハナミズキを育てる場合は、1年に1度は株よりも2回りほど大きな鉢に植え替えを行いましょう。
根っこ部分がしっかりと土の中に隠れるようになる状態がベストです。
一定の大きさまで育てば、3年に1度程度の植え替えで十分ですが、育て始めはどんどん成長していきますので、成長に合わせて鉢を選定してあげてくださいね。
ハナミズキの花を咲かせるには休眠期の剪定が必須!
ハナミズキは自然に樹形が整いやすい樹木ではありますが、元気に成長させるには剪定が必須です。
休眠期である12〜2月頃に不要な枝を剪定していきましょう。
ハナミズキの剪定を行う目的は下記の3つです。
①見栄えをよくする
②葉に日光が当たるようにする
③害虫の繁殖や病気を防ぐ
強剪定は必要ありませんが、適度に枝を切り落とす必要はあります。
目的に沿った剪定を行い、綺麗な花を咲かせられるようにしてあげたいです。
剪定については弊社で対応が可能です!
不明点等お気軽にご相談ください♪
ハナミズキの剪定の目的①見栄えをよくする
他の樹木と共通する目的ではありますが「見栄えをよくする」ために剪定を行うのはとても大切です。
庭に樹木を植えるのは、観賞用や庭を華やかにするためといった「視覚」に関する理由が多くあります。
そんな庭の見栄えをよくしようと植えた庭木自体がボサボサの状態だったのでは意味がありません。
ある程度不要な枝や葉を間引きして、スッキリとした印象にしておくことが大切です。
芯となる幹を中心に、やわらかい球体の形となるように整えていきましょう。
成長するにつれて、徐々に枝分かれする部分が多くなっていきますが、花芽がついていない枝を切り落とし、枝が密集せず、爽やかな印象になるようにしていくのがおすすめです。
ハナミズキの剪定の目的②葉に日光が当たるようにする
休眠期に枯れてしまった葉や、不要な枝を間引いておくことで、成長に必要な葉へ十分に日光を当てることができます。
日光が不足すると花が咲かないなど、木としての元気がなくなってしまうので、ハナミズキ全体に日光が行き渡るようにすることはとても大切です。
ハナミズキの剪定の目的③害虫の繁殖や病気を防ぐ
不要な枝や葉を間引き剪定することで、風通しや日当たりが良くなり「害虫の繁殖や病気にかかってしまう」のを防ぐことができます。
ハナミズキは、成長すると枝が重なり、葉が密集してしまうことがあります。
そのままの状態で放置していると、湿気が溜まり、日光が当たることもなくなってしまうことで、湿度が高い状態を好む害虫が繁殖。
葉や枝が病気に感染してしまうかもしれません。
また、害虫は見つけ次第駆除するのが基本ですが、葉や枝が密集している状態では、存在に気づくことが難しいです。
ハナミズキにとって有害な害虫を早期に見つけるためにも、見通しをよくしておくことはとても大切。
誰が見てもしっかり健康状態をチェックできるようにしておきましょう。
東京都町田市でハナミズキの剪定をしたいなら弊社に!
今回はハナミズキの育て方についてお伝えしてきました。
ハナミズキは・・
・アメリカから返礼品としていただいた樹木
・落葉樹で春夏秋冬を楽しむことができる
・開花時期は桜が散る4月中旬頃から
このような特徴がありました。
鉢植えでも育てることができるので、是非挑戦してみてください。
しかし、元気にハナミズキを育てていくには「剪定」がとても重要です。
12〜2月の休眠期に不要な枝や葉を切り落として、次のシーズンもすくすく成長してくれるように、環境を整えてあげましょう。
しかし「どのように剪定してしたらいいかわからない・・」という人も多いのではないでしょうか?
東京都町田市や23区にお住まいならば、弊社が対応いたします。
下記よりご連絡いただければ、庭木のプロが皆さんのお宅のハナミズキを綺麗に剪定させていただきますよ♪
植木の剪定、伐採、草刈りは【植木ドクター】低価格な植木屋さん
-Ku-