メリットが沢山!芝生のお庭にしませんか?
殺風景なお庭を美しくしてくれる芝生。
実は他にも照り返しを防いだり、庭の管理が楽になるなどのメリットもあるのです。
ただ、「芝生はお手入れが必要?」「どのように張るの?」など疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
この記事では芝生張りについて詳しく解説します!
目次
【芝生張りとは。メリットとデメリット】
そもそも芝生張りとは、芝生を植える事と誤解されがちですが、切り芝を張る事をいいます。
切り芝とは、芝生のマットの事で、ソッドとも呼ばれています。
切り芝を並べる事で、芝生のお庭を作る事ができます。
続いて、芝生張りのメリットとデメリットについてご紹介します。
◆芝生張りのメリット
・憧れの綺麗な緑の庭になります。
緑が映えると建物が引き立ち、美しい庭に心が和みます。
・土のままの地面よりも、雑草が生えにくくなります。
雑草が生えにくいという事は、見た目が良いだけでなく、害虫予防にもなります。
・コンクリートやタイルに比べて日光の照り返しがないので、夏は涼しくお過ごしいただけます。
夏の晴れた日で、コンクリートと芝生の温度を比べると10℃以上の違いが出ます。
・泥跳ねがなくなるので、建物の窓や基礎が汚れにくくなります。
◆芝生張りのデメリット
・人工芝のメンテナンスはそれ程大変ではありませんが、天然芝は想像以上に手間がかかります。
天然芝は草が伸びるので、定期的に草刈りをする必要があります。
特に夏場は生長が早いので、1~2週間に1度の頻度で草刈りをしましょう。
簡単なメンテナンスで済ませる為には人工芝がオススメです。
また、ノーメンテをご希望の場合は砂利敷きもご検討ください。
・芝生の種類にもよりますが、天然芝は秋から冬に枯れて茶色くなる事があります。
青々とした芝生が枯れると、寂しい雰囲気を感じてしまうかもしれません。
人工芝は枯れる心配はありませんが、年月が経つと抜けてしまう事があります。
【芝生張りに適した場所とは】
芝生張りに適したお庭の条件があります。
お庭の環境が芝が生長するのに適さない場合、逆に手間がかかってしまう事があるのです。
見るべきポイントは日当たり、風通し、水はけです。
1日に5時間くらい日が当たるようなお庭であれば問題ないでしょう。
また、ジメジメしていると病害虫が発生する可能性があります。
風通しが悪ければ、建物の造りの問題なので諦めざるを得ません。
しかし、水はけが悪いだけなら土壌を改良する事で解消できます。
砂土を使うと水はけが良くなり、芝生に適した土壌が作れます。
「我が家の庭は芝生が張れる?」などご不明点は、お気軽に植木ドクターへお問合せください!
【芝生張りはいつがいい?】
芝生張りはいつ行ってもいい、というわけではなく適した時期があります。
基本的に、植え付けをしていいのは春と秋です。
その中でも3月~5月頃が最も適しています。
春は植物の生長が活発になる時期だからです。
秋だと10月頃が良く、11月以降だと茶色くなって休眠します。
真夏になると暑すぎて弱ってしまいますし、水やりが大変です。
また、梅雨の時期はオススメしません。
芝張りは芝のマットを張るので、土とマットが馴染むまでに時間がかかります。
梅雨に入るとマットがズレてしまう恐れがあります。
秋も芝生の活動が止まってしまうので、根がしっかりとつく梅雨前の春が最も良いです。
どうしても春以外に芝生張りをしたい場合は少し涼しくなってきた秋に入りたての9~10月がいいでしょう。
【芝生張りに必要なもの】
芝生張りに必要なものは芝、土、園芸道具です。
それぞれ詳しくご紹介します。
◆日本芝と西洋芝
芝生は大きく分けて日本芝と西洋芝があります。
大きな違いは植え方にあります。
日本芝は切り芝を並べるのに対し、西洋芝は種まきをします。
日本芝・・・暑さや乾燥に強く、適温は25~35℃と言われています。
沢山の種類がありますが、一般家庭でよく用いられるのは高麗芝です。
生命力が強い芝で、土壌にもそれほど気を使う必要がありません。
冬は生長が止まって枯れてしまいますが、春になればまた生長し、夏には青々とした芝生を見る事ができます。
西洋芝・・・日本芝と違い、常緑の芝です。
枯れにくいというメリットはありますが、西洋芝の適温は15~20℃とかなり低めで、東北などの気温が低い地域で育ちます。
関東など夏場に30℃以上を超える地域は芝生が弱って枯れてしまう事もあります。
ただ、西洋芝の中にも暖かい地域に向いている種類もあるので、必ずしも暑くなると枯れるというわけではありません。
お住まいの地域にあった芝を選ぶのが失敗しないポイントです。
◆芝張りに必要な土
芝張りは日本芝になるので、日本芝を前提に解説します。
芝張りは、ただ地面に切り芝を並べていけばいい、というわけではありません。
土壌からしっかり作っていく必要があります。
土壌作りに必要なのが床砂(床土)と目土(目砂)です。
床砂(床土)・・・水はけが悪い土に芝張りをする場合にのみ必要です。
水はけが悪い土とは、粘土質である事をいいます。
土を湿らせて握った時に固まったり、指の跡が付く場合は粘土質。
反対に、握ってもホロッと崩れる場合は水はけが良い土です。
粘土質の場合は土を掘り起こし、床砂で土壌作りをします。
目土(目砂)・・・切り芝を並べた後に、その上からかける土です。
土と切り芝のなじみを良くし、しっかりと芝生が根付くようにする役割があります。
また、特に春に芝生の生長を促進させる働きをします。
芝生の手入れには必要不可欠なので、1つは持っておきましょう。
◆芝生張りに使う園芸道具
芝生張りに必要な道具は、基本的に土壌を作る為に使用するものです。
土を掘り起こしたり、雑草を抜いたりと地面を整える事で綺麗な芝生が出来上がります。
そんな土壌作りではスコップ、レーキ、散水ホースを使います。
スコップ・・・土壌作りでは7cm程の土を掘り起こすので、大きめのスコップが必要です。
レーキ・・・掘り起こした土を平に均すのに必要です。
スコップで均す事も可能ですが、広範囲の芝張りの場合はレーキがあると便利です。
散水ホース・・・掘り起こし、均した土に切り芝を並べる前に水で土を固める為に必要です。
また、日頃の芝生の水やりにも使います。
【芝生張りの流れ】
それでは一般的な芝生張りの流れについてご紹介します。
①土を掘り起こす
土を7cmほど堀り起こし、土壌作りをします。
この時、芝生の邪魔になる雑草や、水はけを悪くする砂利は取り除いておきます。
掘り起こして余分なものを取り除いたらレーキやスコップで平に均します。
②床砂を敷く
水はけを良くする為、3cm程の厚さで床砂を敷き、平に均します。
砂を敷いたら、水を撒きます。
③切り芝を並べる
切り芝を1つ1つ並べ、しっかりと土に馴染むよう手で抑えたり、踏み固めていきます。
④目土をかぶせる
切り芝の上から目土をかぶせていきます。
芝の根元が目土で隠れるよう、5mm程の厚さを保ちます。
⑤水を撒く
最後にたっぷりと水をかけたら完成です。
【芝生張りは植木ドクターへ!】
芝生張りはご自身でも可能ですが、必要な道具を買い揃えたり、時間もかかります。
植木ドクターでは芝生張りも承っています。
「自分で張るのは面倒」「綺麗にできる自信がない」などございましたら、お気軽に植木ドクターへご相談ください。
親切・丁寧に対応させていただきます(^^)/
−N−
植木の剪定、伐採、草刈りは【植木ドクター】低価格な植木屋さん