庭木でよくある近隣トラブルとは?回避するために行うべき対策方法
お庭に木があると心を癒してくれたり、夏は日光を防いでくれるなどのメリットがあります。
しかし、枝が隣家に伸びたり、落ち葉などによってトラブルに発展することも。
庭木は放っておくとどんどん生長していくので定期的な管理が必要です。
そこで今回は庭木が原因ど起こりやすい近隣トラブルや回避方法について解説します。
庭木を楽しみ、近隣住民と長く良好な関係を築くため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
庭木による近隣トラブルTOP3
近隣の方と仲が良い、よくしてくれているという場合でも、実際には庭木によって小さな不満が溜まっていることも。
その不満が大きくなっていくとトラブルに発展し、住みにくくなることも考えられます。
まずは庭木によってどのようなトラブルが起こりやすいのか、多い順に3つ紹介します。
1位:庭木の越境
庭木による近隣トラブルによくある理由の第一位が、庭木の越境です。
「せっかく広い土地を購入して家を建てたのに、隣の家から庭木が伸びてきた」と想像すると不満は溜まります。
ストレスが溜まるだけでなく、枝によって隣人がケガをしてしまったり、車を傷つける恐れもあります。
外壁や屋根など、建物の部材を破損させてしまうこともあるでしょう。
隣の家だけでなく、道路側に伸びていないかどうかも注意する必要があります。
道路側だと通行人がケガをしたり、通行の妨げになって交通事故が起こることも考えられます。
また、伸びた枝や生い茂った葉によって室内に届く日光が悪くなるケースも。
隣の家の庭木によって部屋が暗くなってしまっては、ストレスが溜まるだけでなく気持ちも落ち込んでしまうでしょう。
2位:落ち葉や果実が敷地内に入る
次に多いトラブルが落ち葉や果実が近隣の敷地に落ちるケースです。
軽い落ち葉は隣の家だけでなく、他のお住まいにも飛んでいくことがあります。
「この葉はあの家に植えてある木の樹種だろう」と、遠くの家から声をかけられることもあるでしょう。
落ち葉や果実が敷地内に落ちれば、掃除の手間が増えます。
「庭木を植えていないのに近隣からの落ち葉で掃除しなければならない」となれば不満が溜まって当然です。
落ち葉や果実を掃除せずに蓄積すれば虫が発生しますし、果実は敷地や建物を汚します。
そのため、落ち葉や果実が敷地内に入ってくれば掃除をしなければなりません。
また、庭木が高ければ高いほど、雨樋が落ち葉でつまるリスクが高くなります。
雨樋がつまると雨水がオーバーフローを起こし、高い場所からボタボタと雨水が落ちて外壁や基礎を傷めます。
更につまりによって雨樋が歪み、交換工事が必要になることも少なくありません。
ご自宅の庭木であれば「仕方ない」と思えますが、近隣のお宅から飛んできた落ち葉であればトラブルに発展する可能性があります。
3位:鳥が集まってくる
庭木があると鳥が集まってきてしまいます。
鳥は群れをなすと鳴き声によって騒音になります。
日中は静かに過ごしたい、小さなお子様がいて昼寝をさせたいというご家庭では迷惑に感じるでしょう。
また、鳥は羽や糞で悪臭が漂うこともあります。
窓を開けて悪臭がすれば気分が悪いですし、空気の入れ替えもできません。
さらに羽や糞が雨樋や側溝に溜まれば雨水が流れなくなります。
鳥を媒体に病原菌が人体に伝染することもあります。
庭木が近隣住民に及ぼすリスクはストレスだけでなく、病気にも発展することがあるので軽視できません。
定期的に行うべき庭木のお手入れ
紹介した近隣トラブルは「起こってから対処する」のではなく、「起こらないよう手入れをする」ことが大切です。
定期的に庭木の手入れをしていれば近隣トラブルを回避できるだけでなく、庭木は美しくなり、病気や害虫の発生も防止できます。
具体的にどのような手入れが必要なのか、できることから始めてみましょう。
こまめな剪定は必要不可欠
剪定とは不要になった枝葉を切り落とし、樹形を整える作業です。
花や茎などの間引きも行い、庭木の健やかな生長を促します。
剪定をすれば見栄えを良くしますし、樹形の乱れを防ぎます。
風通しが良くなるので庭木の病気や病害虫の発生も防げるなどメリットがたくさんあります。
定期的な剪定をすることで木が大きく生長しすぎることを防ぎます。
そのため、隣の家に越境したり、道路にはみ出て枝葉でケガをさせるリスクも減ります。
落ち葉や果実が近隣に迷惑をかける可能性も低くなります。
そのうえ「管理が行き届いている家」と見られることから印象も良くなるでしょう。
植木ドクターの作業メニュー「剪定」については、こちらのページです。
鳥よけグッズを使う
庭木に鳥が集まってくる場合は剪定をし、それでも解決しない場合は鳥よけグッズを庭木などに使うのも方法です。
インターネットやホームセンターで鳥よけネットや鳥が嫌うスプレーが販売されています。
昔から鳥よけに「CDを吊るす」という方法もあります。
簡単な方法ですが、見た目はあまり良くありません。
まずは見た目は気にせず、早く対策したいという場合は試してみるのもいいでしょう。
なお、鳥の巣がある場合は勝手に撤去をしてはいけません。
鳥の巣に卵やヒナがいる状態で撤去すると鳥獣保護法によって禁止されています。
違反した場合は1年以上の懲役、または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
そのため、巣を撤去したくてもヒナが巣立つまで待たなければなりません。
鳥が巣を作らないよう、剪定で風通しが良くなるような樹形を保ち、巣ができないよう対策しておくことが大切です。
伐採も1つの方法
庭木は生き物ですから、お手入れが必要ですし、病気になれば対策をしなければなりません。
しかし、管理が行き届かない、家族が増えて忙しくなったなど、手入れができないこともあるでしょう。
そのような場合は伐採をすることも1つの対策方法と言えます。
伐採とは、木を根元から切る方法をのことです。
家族とよく話し合い、伐採をするかどうか決めましょう。
植木ドクターの作業メニュー「伐採、抜根」については、こちらのページです。
庭木の管理はプロに任せましょう
庭木をご自身で剪定されたり、鳥よけネットを設置される方もいらっしゃいます。
しかし、高い木になればなるほど落下事故の危険性が増します。
大ケガをするだけでなく、命に関わることも。
また、庭木にとって最も行うべき手入れである剪定は、専門的な知識や技術が必要です。
樹種によって剪定に適した季節、枝はどこから切るのか、切り方などが異なります。
誤った剪定をしてしまうと、かえって樹形が乱れてしまったり、枯れてしまうこともあります。
プロの業者に庭木を見てもらえば、豊富な知識で樹形をキレイに整えてくれます。
また、病気や害虫などが発生する恐れがないか、どんな対策が必要かどうかも見てもらうと安心です。
庭木のことなら植木ドクターへ!
植木ドクターは庭木のことを知りつくしたプロが在籍する植木屋です。
これまで数々の庭木の剪定を行ってきました。
樹種だけでなく、周りの環境も確認したうえで最適な方法を提案します。
また、伐採や抜根、病害虫対策も行っていますので庭木のことなら何でもご相談ください。
庭木の他、雑草や芝生、お庭の不用品撤去など、庭のことなら何でも対応しています。
ご相談やお見積もりは無料で行っていますので、お気軽にどうぞ(^^)/
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