エアレーションで芝生を元気に!適した時期や作業手順を紹介します
ご自宅の芝生の元気がなくなっていたり、緑が色褪せたりしていないでしょうか?
そんな時は、エアレーションの実施をおすすめします。
エアレーションとは専用の器具を使って土壌に穴を開け、水はけを良くして空気の通り道を作る作業です。
芝生の根に酸素と水分を充分に届け、根張りを促進することで、芝生を健康に育てることができます。
しかし、エアレーションは適切な時期に行わなければ効果が得られません。
また、間違った方法で行うと、芝生を傷つけてしまう可能性もあります。
そこで今回は、エアレーションの適した時期や作業手順、そして業者に依頼する場合のメリットについて詳しくご紹介します。
ぜひご参考になさってください(^^)/
「芝生が凸凹になるのはなぜ?原因や直し方をご紹介!」はこちら
目次
エアレーションのメリット・効果
エアレーションを行うと、以下のようなメリットと効果があります。
・芝生の根張りが良くなる: 土壌に穴を開けることで、芝生の根に酸素と水分が行き渡りやすくなり、根張りが良くなります。また、古い根を切断するので、新しい根が張り、芝生の新陳代謝を促進します。 ・病害虫が発生しにくくなる: 土壌の通気性が良くなることで、病害虫が発生しにくくなります。 ・芝生が緑色になる: 土壌中の酸素が充足することで、芝生が美しい緑色になります。 |
エアレーションをしない場合のリスク
エアレーションをしなかった場合、以下のようなリスクがあります。
・土壌が固くなる:エアレーションをしないと土が固くしまり、水はけも悪くなります。 ・芝生の根張りが悪くなる: 土壌が硬いと、芝生の根は十分に伸びることができません。その結果、芝生が弱くなり、枯れやすくなってしまいます。 ・病害虫が発生しやすくなる: 土壌の通気性が悪いと、病害虫が発生しやすくなります。 ・芝生が茶色くなる: 土壌中の酸素が不足すると、芝生が茶色くなってしまいます。 |
エアレーションに適した時期
エアレーションの適した時期は、芝生の種類によって異なります。
西洋芝: 春 (3月中旬~6月下旬)、秋 (9月中旬~10月末) 日本芝: 春 (4月中旬~6月下旬)、秋 (9月中旬~10月末) |
芝生の種類について
芝生の種類には、大きく分けて西洋芝と日本芝があります。
また、それぞれについて暖地型と寒地型に分けられます。
暖地型は温暖な地域に多く、寒地型は東北・北海道など寒冷な地域に多いです。
【西洋芝】
• 暖地型西洋芝: バミューダグラス、Zoysia、セントオーガスティンなど
• 寒地型西洋芝: ケンタッキーブルーグラス、ベントグラス、ライグラスなど
【日本芝】
• 暖地型日本芝: 高麗芝、野芝、姫高麗芝など
• 寒地型日本芝: ヤマガラシ、チマキザサ、コブシガヤなど
西洋芝の種類と特徴
【暖地型西洋芝】
• バミューダグラス: 丈夫で病害虫に強い。しかし、葉が粗く、冬枯れしやすい。
• Zoysia: 細かい葉で美しい。比較的丈夫で病害虫にも強い。
• セントオーガスティン: 柔らかい葉で、バミューダグラスよりも冬枯れしにくい。
【寒地型西洋芝】
• ケンタッキーブルーグラス: 葉が密で美しい。病害虫にも強い。
• ベントグラス: 葉が細く、美しい。しかし、病害虫に弱く、管理が難しい。
• ライグラス: 成長が早く、短期間で芝生を張ることができる。しかし、寿命が短い。
エアレーションに使用する道具
エアレーションを行うには、様々な種類の道具があります。
なお、使用する道具によって、穴の深さや間隔が異なりますので、事前に確認しておきましょう。
エアレーションを行うには、様々な種類の道具があります。
コアラー: コアリングと呼ばれる作業を行います 土壌から土の芯を抜き取る器具です。最も一般的なエアレーション器具です。電動式と手動式があります。
スパイクローラー:土壌に金属製のスパイクを突き刺す器具です。コアラーよりも作業が簡単ですが、効果は劣ります。
フォーク:手動で土壌に穴を開ける器具です。作業効率は劣りますので、小規模なエアレーションに適しています。
ガーデンスパイク:手軽にエアレーションができる器具です。靴に装着して使用します。歩くことでスパイクを土壌に突き刺して穴を開けます。効果は低いです。
ローンスパイク:芝刈り機の刃に装着してエアレーションを行う器具です。広い面積を効率的にエアレーションできます。
ローンパンチ:手動で土壌に穴を開ける器具です。コアラーよりも小さな穴を開けることができます。
エアレーションの作業手順
エアレーションの作業手順は、芝生の種類によって多少異なりますが、基本的な流れは同じです。
1. 芝刈りをする
エアレーションを行う前に、芝刈りをして、目土が芝生の隙間に入り込みやすくします。
芝刈りの高さは、3cm~5cm程度が目安です。
2. 専用の器具を使って土壌に穴を開ける
使用する道具によって、作業方法が異なります。
・コアラー: 電動式コアラーと手動式コアラーがあります。手動式コアラーの場合は、ハンドルを回して土壌に穴を開けます。
・スパイクローラー: スパイクローラーを土壌の上で転がして、穴を開けます。
・フォーク: 手軽なエアレーションの道具です。フォークを使って、エアレーションをしたい箇所を、手動で土壌に穴を開けます。
・ガーデンスパイク: ガーデンスパイクを靴に装着し、歩くことにより土壌に突き刺して、穴を開けます。
・ローンスパイク: ローンスパイクを装着した芝刈り機を、芝生の上で動かして穴を開けます。
・ローンパンチ: ローンパンチを土壌に押し当てて、穴を開けます。
穴の深さや間隔は芝生の種類によって異なりますので、事前に対象となる芝生の種類や特徴について確認しておきましょう。
西洋芝 日本芝 |
3. 目土を撒く
エアレーションで開けた穴に目土を撒きます。
目土は、芝生の種類に合ったものを選びましょう。
目土の量は1平方メートルあたり5kg~10kgが目安です。
4. 水やりをする
目土を撒いた後はたっぷりと水やりをして、目土を土壌に馴染ませます。
エアレーションは業者に依頼するのがオススメ
エアレーションは自分で行うこともできますが、道具を揃えたり芝生の種類について調べたりと、手間と時間がかかります。
そこでエアレーションを実施できる際は専門業者に依頼することをオススメします。
専門業者は専用の器具と経験を持っているのでスピーディかつ芝生の種類に合わせたエアレーションを行うことができます。
さらに、エアレーション以外にも芝生の管理に関する様々なサービスを提供している業者が多くあります。
芝生のことなら植木ドクターへ!
植木ドクターはエアレーションを含む、芝生のスペシャリストです。
これまで培ってきた経験や知識をもとに、芝生の種類や状態に合わせて適切な方法を提案・作業いたします。
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