⽑⾍が発⽣!?駆除をする際の注意点と、発⽣させない⼯夫とは?
木は癒しや景観を美しくしたり、様々なメリットがありますが、どのような木でも毛虫が付く可能性はあります。
刺されてしまうと痛痒くなったり、近くに寄っただけで傷みや痒みが生じる種類もいるので軽視できません。
お子様や近隣の方にも迷惑がかかる恐れもありますので、今回は毛虫を駆除する際の注意点と発生させない為の工夫についてご紹介します。
まずは駆除する際の最大の注意点は、有毒か確認する事です。
ご自身で駆除しようと近づき、毒針が刺さったり毒毛に触れると2、3週間痛みが引かない事もあります。
毛虫の種類を確認し、毒があるかを確認して対策を検討しましょう。
また、毛虫用殺虫スプレーを使用する場合、毒針毛を持つ種類の毛虫には必ず毒針毛固着剤とセットで使用しましょう。
毛虫の種類がわからない時も有効です。
他にも毒の対策として肌が隠れる服・長靴・手袋・ゴーグル・防護眼鏡などで予防し、駆除した毛虫をキャッチする為のピンセットや割りばし、ビニール袋も必要です。
死骸であっても毒による症状は出ますので安易に触らないようにしましょう。
続いて発生させない為の対策についてご紹介します。
毛虫は種類によって出没する時期は様々です。
稀に冬に出没する毛虫もいますが、基本的には冬を除いて春~秋の間は毛虫が出てくる時期と思ってください。
消毒に効果的な時期があります。
成虫になった毛虫に消毒をしても効果がない場合があります。
春に出没する毛虫の対策として、冬の寒い時期に消毒をしましょう。
夏に出没する毛虫の対策として、春に消毒をするのが効果的です。
先述したように、出没してからでは遅い場合があるので、前もって対策をしておく事が大切です。
なお、毛虫が発生した後の消毒がどれも全く効果がないわけではなく、出てしまった後にもその毛虫によって効果的な薬剤を使用すれば効果があります。
最後に注意すべき毛虫の種類についてご紹介します。
・チャドクガ
ツバキやサザンカにはチャドクガという危険な毛虫がつき、万が一刺された場合や触れば痛痒くなってしまいます。
体毛に毒があるので、酷くかゆくなり、その手で他の皮膚に触れると痛痒さが移る事も。
更に腫れや発熱を起こす危険性もあるので、防護服無しで対処するのは危険です。
これは成虫だけではなく、幼虫や卵にも毒毛があるのがまた厄介です。
出没する時期は5月~6月頃、9月~10月頃で葉の裏に密集している事が多いです。
気が付けば木をボロボロにされてしまう事もあります。
ご自身で対処をする際には毒があるので本当にご注意ください。
また、消毒するのにオススメの時期は孵化する4月~5月、葉の生い茂る8月、卵の状態になっている冬です。
ただ、発生を完全に抑えるのは困難です。
しかし、消毒をする事で毛虫の発生を抑えられるので、これらの時期に消毒をするのがオススメです。
・イラガ
カエデ、カキノキ、サクラ、ウメ、ナシ、バラ科植物、ケヤキなど幅広い種類の葉を好みます。
イラガは別名”デンキムシ”と言われるほど、刺されると激痛が走る毒虫です。
5月~9月頃に出没しますが、葉裏から食害するので葉の表側からは見えません。
わからずに刺されてしまったという危険があるのでご注意ください。
駆除には7月~9月の幼虫の頃が適しています。
早期対処する事でお庭全体に広がるのを防げます。
いかがでしたでしょうか。
虫くらいなんともない、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、人体にも影響を与える恐れがあるのでご注意ください。
植木ドクターでは毛虫の駆除や消毒での予防も承っています。
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安心安全に、植木の健康の為にもぜひご利用ください。
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