ユーカリは透かし剪定が必須!春と秋に根本を意識して行おう!
今回は「ユーカリ」の剪定・育て方について解説していきます!
ユーカリという木を知っていますか?
・コアラが食べることで有名
・ハーブやドライフラワーで人気
・葉がハート型で可愛い
このような特徴がある木です。
コアラやドライフラワーで一度は聞いたことがある人が多いかもしれませんね。
そんなユーカリを育てていくにあたって『剪定』は、必須の作業です。
まずは剪定のポイントについてみていきましょう。
ユーカリの剪定は春と秋!透かし剪定で害虫被害を予防しよう!
ユーカリの剪定は「春の3〜5月と秋の9〜10月」に行うのが最適です。
必ず抑えておきたいポイントは『手前から、奥の景色が透けて見える程度』を目指すこと。
下記のような部分を中心に、透かし剪定を進めていきましょう。
・内向き
・重なっている(密集)
・枯れている
適度に奥の景色が透けて見える状態になると、風通しがよくなり「湿気」が溜まらなくなります。
特に夏は蒸れて、細菌や害虫が繁殖するリスクが高くなるため、春先の剪定はとても重要です。
涼しげな樹木の特徴を最大限に生かして、爽やかな状態にしておきましょう。
目次
”付け根で切る”を意識
ユーカリの剪定を行う際は「付け根で切る」ことを意識しましょう。
・葉が枯れている→付け根の節で
・切り落としたい枝→付け根から
これらのポイントを抑えることで、成長の邪魔をしてしまうのを防げます。
ユーカリは根が浅い!重くなりすぎないように
ユーカリは高木の部類ですが、根が張る部分が浅いです。
そのため、不要な枝が密集するなどして重みが出てくると、強風が吹いた際に倒れてしまう恐れがあります。
そのため、1年に2回透かし剪定を行うことは、ユーカリが元気に成長する上で、とても重要です。
余分な部分が多くなりすぎないように、剪定をしていきましょう。
【必須】有毒成分があるため手袋をつけての作業
ユーカリは有毒成分が含まれているので、剪定をする際は必ず手袋をつけて作業するようにしましょう。
葉は、ハーブティーや化粧品の原料としても使われており、使い方によっては人間の体に良い影響を与えるものです。
しかし、生の葉を触る剪定や手入れの際に、誤って誤飲してしまうと食あたり等を起こす可能性があります。
人によっては直接誤飲せずとも、葉を触った手で食べ物を口にした際に影響が出ることもあるでしょう。
「毒があること」を頭に入れて、自分だけでなく子供等の家族にも気をつけるよう注意喚起を促しておくことが大切です。
【育て方・特徴】ユーカリは乾燥を好む!
ユーカリはオーストラリア南部などに自生する樹木です。
種類がとても多いことが特徴で、1000種類程が確認されています。
豊富な品種の中には、日本の気候に合わない品種もありますので、ホームセンター以外の経路で入手する場合は、どのような気候が適した品種なのか事前に確認しましょう。
乾燥を好むため地植えの水やりは最低限
乾燥を好むため、地植えの場合は水やりは最低限でOKです。
逆に「多湿な環境」は嫌うため、水のやりすぎや夏の蒸れには気をつけましょう。
一方、鉢植えでユーカリを育てる場合は「表面の土が乾いたら」水をあげてください。
地植えとは違い、自然からの水分を取り入れるのは難しいため、よく土の状態を観察してあげることが大切です。
常緑樹だけど冬は紅葉する?
ユーカリは常緑樹の品種が多くあります。
しかし、冬が訪れ気温が低下してくると「葉が紅葉」し始めます。
「病気にかかってしまったのではないか!?」と心配になる人もいるかもしれませんが、安心してください。
春になれば、徐々に元通りの色に戻っていくでしょう。
・なかなか葉の色が戻らない
・見たことがない虫がついている
これらの状況に当てはまった場合は、病気にかかっている可能性があります。
影響を与えている病気や虫を特定し、駆除や対処を行いましょう。
枝葉・花・果実の香りが特徴!
アロマや化粧品に使われるユーカリは、枝葉だけではなく花や果実からも独特な香りがします。
その独特な香りは「リラックス効果」をもたらす上に、虫除け効果もあるため庭木には最適です。
花の色や開花時期は品種ごとに異なるため、品種選びもワクワクしますよ♪
白・赤・黄色など、豊富な品種の中からお好みのものを選んで育ててみてください!
植え付けは3〜5月が最適!
植え付けは3〜5月に行いましょう。
その際のポイントは下記の3つです。
①樹高が高くなっても問題がない
②強い風が吹かない
③根を張っても支障がない
ユーカリの特徴や品種ごとの特性を把握しておくことが大切です。
株選びの時から、庭のどこに植えるかを考えながら選定していきましょう。
植え付けのポイント①樹高が高くなっても問題がない
ユーカリは、オーストラリアでは70m以上にまで成長する高木です。
品種によってはそこまで大きくはならないものの、大きくなりやすい木ではあります。
選定や肥料のあげ具合によってコントロールはできますが、もし樹高が高くなってしまっても問題がない場所を選定しましょう。
植え付けのポイント②強い風が吹かない
比較的幹が細い上に、地面から近い部分にしか根が張らないので、強風が吹くと倒れやすいです。
庭の中でも風の影響を受けにくい場所を選定して植えましょう。
また、植え付けの際は支柱を立ててあげると安定します。
成長に応じて支柱の長さを変え、倒れてしまわないように気をつけてあげてください。
植え付けのポイント③根を張っても支障がない
前項でもお伝えした通り、ユーカリは地面に近い場所に根を張るため、近くに他の植物を植えると影響を与えてしまう可能性があります。
お互いに悪影響となるリスクがあるため、浅い部分に根を張っても問題がない場所を選んで植え付けを行うようにしましょう。
ユーカリのおすすめ品種3選!人気はレモンユーカリ!
ユーカリのおすすめ品種は下記の3つです。
①レモンユーカリ
②ユーカリ・ポポラス
③ユーカリ・銀世界
1つずつ特徴をみていきましょう。
ユーカリおすすめ品種①レモンユーカリ
レモンの香りがするユーカリで、特徴は下記の通りです。
・虫除け効果有り
・耐寒性は劣る
・スラッと伸びる涼しげな印象
他のユーカリと比べて、シュッとした涼しげな印象をもつのが大きな特徴。
可愛いよりもスタイリッシュな感じが好みな人は、レモンユーカリがおすすめです!
また、レモンの爽やかな香りが漂うため、虫除け効果もあります。
人間にとってはいい香りですが、寄ってきて欲しくない虫によっては嫌いな香りなようです。
ユーカリおすすめ品種②ユーカリ・ポポラス
ユーカリ・ポポラスはハート型や楕円形の葉を楽しむことができます。
ドライフラワーにして楽しむ人が多い品種でもあります。
また、大きく育つと実をつけ、可愛いハートの葉と小さい実が並んでとても愛らしい光景を楽しむことができるのも魅力。
思わず「可愛い!」と声が出てしまうような魅力があるので、可愛く写真を撮ってSNSにアップしたくなってしまいます♪
ユーカリおすすめ品種③ユーカリ・銀世界
可愛らしい印象の品種とは違い、シルバーがかった葉が特徴なのがユーカリ・銀世界です。
耐寒性が強いため、寒い地域でも栽培できます。
また、フラワーアレンジメントやドライフラワーにするのにも適しているため、庭で育てるだけではなく、摘み取った葉を室内で楽しむことができるのも魅力の1つです。
東京でユーカリの剪定をするなら弊社にご依頼ください!
今回はユーカリについて解説してきました。
剪定のポイントは下記の通りです。
【剪定】
・春の3〜5月と秋の9〜10月
・透かし剪定(手前から、奥の景色が見えるように)
・風通しをよくすることで害虫被害や病気を予防
・根本から切ることを意識
・作業中は手袋を着用
「自分ではどう剪定していいかわからない!」という人は、弊社にお任せください。
ビデオ通話をしながら、ユーカリの状態を確認させてもらい、剪定のアドバイスをすることも可能です!
「今すぐなんとかしたいけど、時間が取れない」という人は是非ご利用ください。
その他、ユーカリについての些細な相談も受け付けております。
東京都にお住まいなら、お気軽にご連絡くださいね♪
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