ヤマモモの剪定は3〜4月に!不要な枝をカットで害虫被害を防ごう!
今回はシンボルツリーとしても人気な「ヤマモモ」について解説していきます。
ヤマモモの主な特徴は・・・
・強剪定は必要がない
・常緑樹で1年中濃い緑色の葉を楽しめる
・赤くて甘酸っぱい実をつける
このようなものです。
強剪定の必要がないため、初心者でも育てやすい常緑樹ですが、春先に「間引き剪定」は必要です。
そこで今回は、春先の剪定をどのように進めていったらいいのかという「剪定方法」と、真っ赤な実を毎年つけるための「育て方」についてお伝えしていきたいと思います!
目次
ヤマモモ剪定の5つのポイント!
ヤマモモは、病害虫・寒さ・暑さに対して強く、初心者でも育てやすい樹木です。
その上、強剪定が必要なく、しっかり間引き剪定をしていれば元気に育てることができます。
ヤマモモの間引き剪定のポイントは下記です。
①3〜4月に行う
②内向き・重なった枝を切る
③先端を切りすぎない
1つずつチェックしてみましょう。
ヤマモモの剪定ポイント①3〜4月に行う
ヤマモモの剪定は春の3〜4月に行います。
この時期に剪定を行っておくことで、ヤマモモの最大の魅力である赤い果実が、元気になってくれます。
あまり強い剪定は行わないことと、2つ目・3つ目のポイントを押さえながら、作業を行いましょう。
ヤマモモの剪定ポイント②内向き・重なった枝を切る
強剪定は必要ないものの、樹木自体の風通しや日当たりをよくするために「内向きや重なった枝」を切る必要があります。
・内向きに生えている
・他の枝と重なっている
・密集している
このような枝を選定して、分岐している部分から切り落としましょう。
不要な枝が多く残っているヤマモモは、病気や害虫の被害に遭いやすくなります。
日当たりが悪く、湿気が溜まる環境は、いくら害虫に強い樹木でも影響を受けてしまうでしょう。
樹木全体が健康に育つことができるよう、ポイントを押さえながら剪定してみてください♪
ヤマモモの剪定ポイント③先端を切りすぎない
ヤマモモは、枝の先端近くに花芽をつけ、そこから実がなります。
そのため、樹形を整えようとして、枝の先端付近を切り落としてしまうと、そのシーズンは実がならない状況になってしまうかもしれません。
大きいものでは10mほどにまで成長する樹木ではありますが、無理に樹形を整えようとすると、うまく成長しなくなります。
樹形を整えたいのなら、2つ目のポイントでお伝えした不要な枝を切りながら、全体のバランスをみてあげてくださいね♪
剪定をせずにいるとアブラムシ等の被害に!?
剪定のポイントでも触れましたが、剪定をせずに不要な枝や葉が密集しているような状態が続くと下記のような虫の被害が発生する可能性が高くなります。
①アブラムシ
②ミノムシ
③ハマキムシ
葉や枝、ヤマモモ全体に影響を与えるような虫です。
定期的に樹木全体を点検し、ついているようなら駆除しておきましょう。
剪定をせずにいると起きる被害①アブラムシ
アブラムシは、樹木の新芽等に寄り付き、成長を妨げる虫です。
そして、更に怖いのが「ウイルス病」を運んでくること。
ウイルスが原因の病気に樹木が感染してしまうと、最悪の場合樹木全体が枯れて、再生が不可能になってしまうこともあります。
近くに植えている植物や庭木にも影響を与える可能性があるため、大規模な駆除や消毒が必要になってしまうでしょう。
アブラムシは密集した状態の場所に、寄り付きやすい虫です。
剪定を適切に行い、風通しの良い状態にしておくことが大切になります!
剪定をせずにいると起きる被害②ミノムシ
ミノムシは、一見害がなさそうな虫ですが「樹木の葉」を食べてしまう害虫の一種です。
樹木にとって葉は、なくてはならないもの。
それを食べられてしまうと、枝が枯れたり、樹木自体が枯れてしまったりします。
早めに取り除いておけば問題がないので、ミノムシが見つけやすいように剪定をしておく必要があります。
剪定をせずにいると起きる被害③ハマキムシ
ハマキムシは、糸を出して葉の光合成を阻害する害虫です。
大量発生することもあり、気づいた時には樹木が枯れてしまっていたなんてことも・・。
早期発見ができれば問題がないので、チェックがしやすいようにしておくことが大切です。
【ヤマモモって?】暖かい地域に自生するジャムが作れる木
ヤマモモは1年中濃い緑色の葉をつけている常緑樹です。
そのため、玄関先やお風呂付近に植えることで、視線を遮る目隠しの役割を果たすことができます。
梅雨が過ぎると、赤い果実をつけるので、常緑樹でありながら季節の移ろいを楽しめるのも魅力の1つ。
果実を潰してアレンジすれば、ジャムや果実酒として楽しむこともできます!
積雪地への地植えはNG?
ヤマモモは暖かい地域に自生している樹木です。
そのため、積雪があるような寒い地域での地植え栽培は適していません。
鉢植えであれば、東北以北の地域でも栽培が可能なので、丈夫で元気な苗木を選定して育ててみてください♪
鉢植えで育てる時も、地植えと同様「水はけがよく有機質を含む土」が適しています。
赤玉土8:腐葉土2の割合で混ぜ、植え付けの穴を掘って苗木を植え付けましょう。
植え付けを行った際、風や移動の際の衝撃で枝が折れてしまいそうなら、支柱を立てて苗木を支えてあげてください。
特に先端付近は枝が細い上に、花や実がなる大事な部分。
風などの影響を受けないようにしてあげることが大切です!
植え付けは日当たりと風通しがよい場所に
ヤマモモの植え付けは、気温が上がる3月上旬から4月下旬に行いましょう。
植え付けを行う場所を選定する際は、下記のポイントを押さえてください。
・日当たりが良好
・風通しがよい
・水はけのよい土
ヤマモモは根に「放線菌」という、自ら窒素を取り込む菌が存在しているため、多くの肥料は必要ありません。
その働きを助ける程度に、腐葉土や牛糞堆肥を植え付けの際と、毎年3月頃に追加してあげましょう。
また、幹や枝が頑丈に育つまでは、支柱で支えてあげた方がよいです。
風で揺れて細い枝の先端が折れてしまっては、実がつかなくなってしまいます。
強い風が吹き込むような場所に植えた場合は、ヤマモモの状態と成長をみてあげながら、風の影響がないように支えてあげてください。
オスとメスは近くに植えましょう
ヤマモモにはオスとメスの性別があります。
実をつけるには、この2つによる自然受粉が必要です。
近くに植えなければ、自然受粉は難しいので、植え付けの場所を選定する際は注意しましょう。
果実を収穫できるのは6〜7月
ヤマモモの果実は、花が咲き終わった5月頃になり始めます。
栄養が行き届かなかった実は、摘果をしなくても自然と地面に落ちるので、最終的に6〜7月まで残った果実を収穫しましょう。
この時、あまり雨に当てすぎてしまうのはNGです。
本来の味より質が落ち、せっかくジャムや果実酒にしてもイマイチな味となってしまいます。
熟したことを確認できた実から、随時収穫を行ってください♪
ヤマモモの剪定は弊社にお任せください!
今回は「ヤマモモ」について解説してきました。
内容は下記の通りです。
【剪定のポイント】
①3〜4月に行う
②内向き・重なった枝を切る
③先端を切りすぎない
【特徴】
・強剪定は必要がない
・常緑樹で1年中濃い緑色の葉を楽しめる
・赤くて甘酸っぱい実をつける
【育て方】
・積雪地での地植えはNG
・日当たりと風通しが良い場所に植える
・水はけのよい土がgood
・実は5月頃になりはじめ6〜7月に収穫が可能
「自分ではどう剪定していいかわからない!」という人は、弊社にお任せください。
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「今すぐなんとかしたいけど、時間が取れない」という人は是非ご利用ください。
その他、ヤマモモについての些細な相談も受け付けております。
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