藤の剪定時期はいつ?花を咲かせる育て方、手入れの方法はを徹底解説!
紫色の小さな花が集まり、上品な美しさを演出してくれる藤の花。
せっかく育てるなら美しい花を沢山咲かせたいですよね。
綺麗な花を咲かせるためには、時期や枝の判別に気を付けて剪定する必要があります。
この記事では藤の剪定時期、剪定方法、花を咲かせるポイントなど手入れについて詳しくご紹介します!
目次
藤の剪定は夏と冬の2回!
藤の剪定は夏と冬ですが、それぞれ目的があります。
剪定の際に戸惑ってしまうことがないよう、学んでおきましょう。
夏に剪定をする目的
藤を夏に剪定するのは、樹木全体の基本的な形を作ること、花芽をつきやすくするためというのが目的です。
適当に時期を気にせず剪定をしてしまうと、せっかくの花芽まで切ってしまうことになるので注意しましょう。
オススメ時期は4~5月に藤の花が美しい紫色の花をつけた後の7月頃がいいでしょう。
伸びて目立つ枝、絡んだつるを適度に切っておきます。
その後、夏の剪定の調整として9月頃にもう1度枝木の状態をチェックし、7月頃に切った部分から不要な枝や伸びているつるを短く整えておきましょう。
冬に剪定をする目的
藤を冬に剪定するのは、木のバランスを整えることが目的です。
伸びた枝をまとめて切るのに良い時期と言えるでしょう。
冬に行う藤の剪定時期の目安は、藤の花が落ちてからです。
具体的には紅葉の季節である11月から、まだ肌寒い3月頃までがいいでしょう。
冬の剪定は夏場より多くの木を切るため、花芽と葉芽を誤らないよう切ることが大切です。
花芽と葉芽の特徴とは
では、花芽と葉芽にはどのような違いがあるのかを見ていきましょう。
花芽・・・丸みを帯びており、全体的にふっくらとしています。昨年、咲いた花の元(短くて太い枝)につきやすいという特徴があり、よく成長したつるの根元にはあまりついていません。
葉芽・・・芽の全体が細くとがった形をしています。日光があたりにくい場所によくつき、花芽と違ってよく成長したつるの根元に多くつきます。葉芽は生長した後に葉から枝へと成長していきます。
花芽と葉芽を見分ける際の注意点
花芽と葉芽は簡単に見分けがつけばいいのですが、品種によっては見分けがつきにくいものもあります。
見た目が違っても「ちょっと細いかな」「どちらかといえばふっくらしている?」という程度のものもあります。
そのため、失敗したくない、確実に花芽を残したい、自信がないという場合は業者に依頼するのも1つの方法です。
剪定に必要な道具は?
剪定にはどのような道具が必要か、1つずつご紹介します。
・脚立・・・高さのある藤を育てる時は脚立が必要です。脚立の足の数は3脚のものもありますが、4脚の方が安定します。
・ゴム手袋・・・剪定作業では土や水に触れることが多いです。また、剪定バサミを使う際の滑り止めにもなってくれます。
・剪定バサミ・・・少し太い枝を切る際に必要です。グリップにバネがついていることで、刃が自動的に開いてくれるので楽に作業ができます。
・高枝剪定バサミ・・・脚立でも足りないような高さの枝も、高枝剪定バサミなら高いところも届きます。
夏の剪定方法
夏は7月頃と9月頃の2回剪定を行います。
枝木の状態をよく確認し、適切に剪定しましょう。
7月の剪定方法
つるをそのまま放置すると風通しが悪く、日当たりも悪くなります。
そのため、剪定では伸びたつるを60cmほど残して切り落とします。
このとき、地面や幹から伸びたつるがあれば元から切ってしまいましょう。
9月の剪定方法
9月に行う剪定も7月と同様に、地面や幹から伸びたつるが生えていれば根元から切ります。
7月に剪定した部分から成長して伸びたつるを20cmほど残し、葉の上あたりを切りましょう。
冬の剪定方法
冬の剪定は樹形を整えることが目的で多くの枝を切るため、花芽と葉芽を間違えないように切ることが大切です。
夏に比べて花芽や葉芽は区別がつきやすくなっていますが、不安な場合は大胆な剪定は避けた方がいいかもしれません。
冬の剪定では枯れて変色している枝や、地面や幹から伸びたつるを根元から切り落としましょう。
枝を特に増やす予定がなければ、勢いよく伸びた太いつるも根元から切ります。
このような枝は花芽がつにくくなるからです。
また、藤の花は咲くと長く下へ垂れ下がるため、花と花が重なってしまわないよう枝の間隔が開くように切ります。
混み合った枝木も同様に切っていきます。
花芽の数も調整しておきましょう。
藤は40cmほどの花を1つの花芽から咲かせるため、多くの花を咲かせてしまうと枝の形が崩れ、見た目も悪くなります。
花の数は1本の枝に対し、5個程度残して調整しましょう。
藤の花を咲かせるためのお手入れ方法4つ
毎年、綺麗な藤の花を咲かせるためには適切なお手入れをする必要があります。
しっかりと手をかけると、藤の花は答えてくれますので大切に育ててあげましょう。
①水やり
地植えの場合は基本的に水やりの必要はありません。
しかし、夏に暑い日が続く場合は1日1回、朝か夕方に水をあげましょう。
鉢植えの場合は夏は1日1回、朝か夕方に水をあげます。
春と秋は1~2日に1回あげ、冬は乾燥したら定期的にあげましょう。
②肥料
12月~2月の落葉期は有機質肥料を株元に施しましょう。
この時期に肥料を与えることによって花芽がつきやすくなります。
肥料はホームセンターやインターネットで購入することができます。
リン酸やカリウムを多く含む肥料を選びましょう。
③害虫、病気の対策
藤につく代表的な害虫はコガネムシ、フジノキクイムシ、ハマキムシの3種類です。
フジノキクイムシはその名の通り、藤の幹に穴を開けてしまい、食害を起こします。
コガネムシやハマキムシは新芽や根を食べ、藤を枯らせてしまいます。
害虫を発見したらすぐ殺虫剤で対策しましょう。
病気について、藤は梅雨の時期~夏にこぶ病にかかりやすくなります。
こぶ病は枝木や幹に発症し、こぶができてだんだんと大きくなっていく病気です。
こぶが古くなると裂け、中が腐敗して空洞になります。
藤の健康を損なうため、見つけたらこぶを削り取りましょう。
切り口は殺菌作用のある癒合剤を塗布し、新たな細菌の発生を防いでください。
④花がら摘み
5月~6月は咲き終えてしおれた花をとっていきましょう。
藤は実をつくるのに沢山の栄養を必要とします。
花が残っているとそちらに栄養がいき、結果的に花つきが悪くなるのです。
花がら摘みは葉まで一緒に切ってしまわないよう、先端の芽から2cmほどを切りましょう。
東京・神奈川の剪定は植木ドクターへ!
藤は樹木の中でも特に手間がかかる部類です。
形状も一般の樹木や植物とは異なり、枝が上に伸びやすく、つる状になっているという特徴があります。
自然放置するとどんどん枝が増えるため、美しい花を咲かせるには適切な手入れが必要です。
自分で剪定するのに不安があったり、忙しいと剪定をする時間がないかもしれません。
そんな時は植木ドクターへお問合せください。
藤に限らず、樹木のことならなんでもご相談ください。
お客様のご希望、ご都合に合わせたプランを提案させていただきます。
まずは無料のお見積りをご依頼ください。
お見積り後のキャンセルもOKですのでお気軽にどうぞ(^_^)/
植木の剪定、伐採、草刈りは【植木ドクター】低価格な植木屋さん
−N−