雑草対策の除草剤代わりに塩を撒くのはNGです!
お庭があるとガーデニングや家庭菜園などを楽しむことができます。
そんなお庭に邪魔な存在が雑草ですよね。
雑草は抜いても抜いてもキリがなく、対策には手を焼きます。
様々な雑草対策がありますが、「塩を撒くのが効果的」ということを聞いたことはないでしょうか。
結論から言うと、塩を撒くのはNGです。
この記事では雑草が生える原因や塩を撒くデメリットについて詳しくご紹介します。
正しい方法で雑草対策をし、美しい庭を維持しましょう。
目次
塩で雑草退治するのをオススメしない理由
雑草を退治する方法として、塩を撒くという方法があります。
塩は安価で手に入りやすく、雑草の根や葉に塩水を撒くと、水分を奪われて枯れてしまうという効果があります。
しかし、この方法は大変危険です。
塩が環境に与えるリスクについて解説します。
塩を撒くと雑草だけでなく、庭の他の植物や土壌にも悪影響を与える可能性が高くなります。
塩は水分を吸収する性質があります。
そのため、塩を撒いた場所では水やりをしても水分が植物に行き渡りにくくなります。
塩分が高い土壌では、雑草だけでなく、作物や花も育ちにくくなります。
塩分は土壌に残り、雨や水やりでもなかなか流れません。
また、塩は土壌のpHや栄養分のバランスを崩し、微生物や虫などの生態系にも影響を与えます。
さらに、雨や風で塩が流され、近隣の植物や水源にも被害を及ぼす可能性があります。
塩分が高い土壌から流れ出た水は、地下水や河川や湖などの水質を悪化させます。
これは、水生生物や水辺の植物にも悪影響を及ぼします。
塩で雑草を枯らせる方法は、一時的には効果があるかもしれませんが、長期的には庭や周囲の健康を損なうことになります。
以上のように、塩で雑草を退治する方法は環境に様々なリスクをもたらす可能性がありますので、他の方法で雑草対策をしましょう。
雑草が生える原因3つ
雑草は、庭や畑などに勝手に生えてくる植物です。
対策を考える前に、雑草が生える原因について知っておきましょう。
雑草が生える原因には、以下のようなものがあります。
原因①種子の飛散
雑草は、鳥や風などによって種子を遠くまで飛ばします。
その種子が土に落ち、発芽することで雑草が生えます。
原因②根の伸長
雑草は、根を地中に伸ばし、増殖します。
根から新しい芽が出て雑草が広がっていきます。
原因③土壌の状態
雑草は、土壌の状態により、生育が変わります。
乾燥した土壌や栄養分が少ない土壌では、雑草が優勢になります。
また、耕作や施肥などにより土壌が乱れると、雑草が生えやすくなります。
「雑草を放置するとどうなる?対策方法は?」はこちらのページです。
すぐにできる雑草対策3つ
雑草対策は様々な方法があります。
ここでは、代表的な雑草対策についてご紹介します。
対策①草刈り・草抜き
手作業の草刈り・草抜きは時間や労力がかかりますが、すぐにできる対策方法です。
草抜きをすれば雑草を根ごと除去することができます。
手作業は環境や人体に影響を与えないので、最も安全な雑草対策です。
草が生えている範囲が狭い場合は手で一ヶ所ずつ抜いていったり、スコップや鍬などで抜いたりしましょう。
草がたくさん生えている場合は、草刈り機を使って一気に処理するのも効率がいいです。
ただ、手袋や道具を用意する必要があります。
暑い時期には熱中症のリスクがありますので、専門業者に依頼しましょう。
対策②除草剤を散布して雑草を枯らす
除草剤には種類があり、茎葉から吸収して早急に枯らす茎葉処理型と、根の方から吸収して枯らす土壌処理型があります。
茎葉処理型は、生えている雑草を早く枯らしたい場合に使用します。
土壌処理型は草を枯らし、長期間雑草を生えさせないために使用します。
これらふたつを合わせたハイブリッド型もあります。
また、特定の植物を駆除する選択性除草剤、散布した範囲の植物の全部を枯らす非選択性除草剤というものもあります。
枯れさせたくない植物がある場所に除草剤を撒く場合は、非選択性除草剤がいいでしょう。
種類がたくさんあるので、使用する目的に合わせて選ぶ必要があります。
判断が難しい場合には専門業者に任せるのもいいでしょう。
「除草剤の選び方について徹底解説!」については、こちらのページです。
対策③業者に依頼
庭や畑の面積が広い場合や時間や手間がかかる場合は、業者に依頼するのもいいでしょう。
業者は、専門的な知識や技術を持っているので、防草シートや砂利敷きなどの対策も可能です。
庭の雑草駆除を業者に依頼するメリット
庭の雑草は、放置すると庭の美観を損なうだけでなく、害虫の発生源になったり、人体にも悪影響を及ぼします。
しかし、自分で草刈りをするのは大変な労力と時間がかかりますし、根本的な解決にはなりません。
そこで、庭の雑草駆除を業者に依頼することがオススメです。
業者に依頼するメリットは次の通りです。
①専門的な知識と技術
業者は、庭の環境や雑草の種類に応じて、最適な対策方法や除草剤を選択してくれます。
雑草の根や種子を徹底的に除去することで、再発防止策も提案してくれるでしょう。
②安全性と信頼性
業者は、雑草対策に必要な資格や許可を持っているところがほとんどです。
(必ず持っているわけではないので、依頼前に確認しておきましょう。)
除草剤の使用や除去した雑草の処理に関しても、法令や規則に従って行います。
③コスパが良い
業者は、駆除作業に必要な機材や除草剤を持っています。
自分で購入するよりも安く済む場合もありますし、作業時間も短縮できます。
また、定期的なメンテナンスやアフターサービスを行っている業者もあります。
業者に依頼するときの費用はどのくらい?
雑草の種類や量、除草方法、範囲によっては、自分で雑草対策を行うのが大変な場合もあります。
そんなときに便利なのが、業者に雑草の手入れを依頼することです。
業者に雑草の手入れを依頼するときに必要な費用はどのくらいでしょうか?
草刈りの相場
草刈りは面積が広いほど、費用は高くなります。
一般的には、1平方メートルあたり500円~が相場です。
中には悪徳業者や手抜き業者もいるので、相場より安すぎる・高すぎる場合は依頼しない方が無難です。
砂利敷き防草シートの相場
防草シートを敷くと雑草は光合成が出来なくなります。
砂利は防草シートの保護と固定のために敷きます。
砂利敷き防草シートは作業の難易度やシートのグレードによっても異なりますが、一般的に1㎡あたり3,000円~です。
芝生張りの相場
芝生は雑草対策できるだけでなく、見た目にも美しい庭を作ることができます。
泥はねがなくなるので、建物や洗濯物が汚れにくくなるというメリットもあります。
ただ、芝のお手入れは必要なのでノーメンテナンスをご希望の場合は、先述した砂利敷き防草シートがおすすめです。
芝生張りの相場は芝の種類や作業の難易度により異なりますが、一般的に1㎡あたり3,000円~です。
東京・神奈川の雑草対策なら植木ドクターへ!
雑草対策に塩を撒くのは非常に危険なので、他の方法で雑草対策をしましょう。
ご自身で雑草対策をするのが難しい場合はプロの業者に依頼する方法もご検討ください。
植木ドクターではお客さまのご希望・ご予算に応じた雑草対策を提案させていただきます。
「自分で除草するのは体力も時間もない」
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という時は、当社にご相談ください。
ご相談・お見積りは無料ですのでお気軽にどうぞ(^^)/
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