雑草対策に!防草砂の効果や種類、選び方について
雑草対策に防草砂はいかがでしょうか。
防草砂は別名、固まる土とも呼ばれていて、地面を固めて雑草が生えてくるのを防ぎます。
抜いても抜いてもキリがない雑草。
様々な対策方法がありますが、防草砂も非常に効果的です。
この記事では防草砂の効果や種類、選び方について詳しく解説します。
厄介な雑草対策の方法として、ぜひご参考になさってください。
目次
防草砂とは
防草砂とは地面に撒いて施工することで雑草を防ぐための砂です。
庭の手入れでは春先から秋にかけて雑草が生えてくるのが問題になります。
毎日草取りや草刈りをするか、除草剤を使用して対処しなければならない場合が多いでしょう。
雑草対策に防草砂は非常に効果が高く、施工したところからは雑草が生えてくることは基本的にありません。
施工後のメンテナンスは必要になりますが、きちんと施工できれば雑草問題が解消されるでしょう。
防草砂のメリット3つ
防草砂は、雑草を生えにくくする効果が高いことだけがメリットではありません。
防草砂が家庭の庭で使用される理由を見ていきましょう。
①気になる部分だけ施工できる
防草砂は雑草が気になるところにだけ施工できます。
家庭菜園をしたい場所や土遊びをしたい場所は残しておくことが可能です。
②比較的安価に施工できる
防草砂は数百円で購入できるので、比較的安価に施工できるのが人気の理由です。
プロの業者に依頼して施工してもらうと美観を整えることもできます。
プロに依頼しても原材料の防草砂が安価なので、比較的安価に施工できるのが魅力です。
③除草剤と違って家庭菜園をしやすい
除草剤での雑草対策も効果が高いです。
しかし、除草剤を大量に使用すると家庭菜園をしているときには野菜や果物が育ちにくくなりがちです。
また、除草剤の成分を吸い上げているので、食べても安全なのかどうかが不安になる人もいるでしょう。
防草砂は安全性の高い製品が多いため、安心して家庭菜園もできます。
防草砂の種類
防草砂には大きく分けると2種類で、固まるタイプと固まらないタイプがあります。
どちらも雑草対策として有効ですが、性質には大きな違いがあります。
具体的にどのような違いがあるか、詳しく見ていきましょう。
固まる防草砂の特徴
固まる防草砂は施工することにより、土の表面に固い砂の層を作り上げることができます。
道路のアスファルトに近いイメージを持つと良いでしょう。
土の表面に固い層を作り、物理的に雑草を生えないようにすることができるのが特徴です。
砂と石灰石や石膏、樹脂などを混合して作られている製品が多く、セメントを固めるようなイメージで施工できる仕組みになっています。
固まらない防草砂の特徴
固まらない防草砂は防草土と呼ばれることもあります。
雑草の成長や発芽を妨げる作用がある成分が含まれており、土の上に敷き詰めるようにして撒くことにより雑草を生えにくくすることができる製品です。
ホウ酸カルシウムなどの成分がよく用いられていて、砂や珪砂などと混合して製品にされています。
有効成分の特徴を考えると、除草剤に近い性質があります。
防草砂の選び方
防草砂にはさまざまな製品があります。
どの防草砂を使ったら良いか迷ったときに検討すべきポイントを押さえておきましょう。
固まるか固まらないかで選ぶ
防草砂の選び方として最も重要なのは固まるタイプか、固まらないタイプかです。
固まる方が効果は高くなりますが、もし施工した場所の土を露出させて使いたいと思ったときには剥がす手間がかかります。
また、固まらない防草砂では除草剤に使われるような成分が含まれていることがあるため、成分をよく見て決めることが大切です。
家庭菜園をしているときには影響が出るリスクがあるので、固まる防草砂の方が安心です。
必要量で選ぶ
防草砂は同じ製品でも容量が異なるものが販売されています。
防草砂は15kgが一般的な容量で、1平方メートルくらいを施工することが可能です。
ただ、造作物の周辺だけの施工しなら15kgも購入する必要はありません。
しかし、広い庭全体に施工したい場合は大容量の製品を選ぶと費用対効果が上がります。
好みの色を選ぶ
防草砂の多くは砂の色に近い製品ですが、中には色素成分を含んでいて色を付けられるものもあります。
美観を重視したいときには、施工場所にマッチする色を選びましょう。
ブラウンや灰色が典型的ではあるものの、黄色味が強い製品も販売されています。
防草砂の施工の手順
防草砂の施工手順は製品によって少し違う場合もありますが、基本的な流れは同じです。
ここでは防草砂の施工を美しく仕上げるための作業の手順を詳しくご紹介します。
①施工する日を選ぶ
防草砂を施工する日はとても重要です。
以下で紹介するように防草砂の施工では水を撒いて乾燥させるプロセスがあります。
雨が降ってしまうと台無しになるので、今日明日は晴れているという日程を選ぶことが大切です。
②雑草を抜いてきれいにする
雑草が生い茂っている状況では防草砂は施工できません。
理想としては草を根から抜いて、雑草が生えてくるリスクが低い状態にします。
草刈りをしただけでは根が残っているので注意が必要です。
慎重に施工するなら土の表面をすき取って、種が残っていないようにしましょう。
もし家庭菜園などの兼ね合いがないなら、一度除草剤を徹底して使用し、根や地下茎も根絶やしにしてから施工するのが効果的です。
③整地をする
雑草がなくなったら整地作業をします。
スコップなどを使用して庭を平らに仕上げて踏み固めましょう。
雑草を抜いている時点で土が盛り上がり、平らではなくなったり、土が盛り上がっていて固まっていない状態になったりします。
この状況で施工すると防草砂の施工品質が低下してしまうので、きっちりと全体が均一になるように整地することが大切です。
整地作業を徹底することで水はけのよい環境を作ることができる点でも重要な段階です。
④防草砂を敷く
整地された庭に防草砂を均一に撒きます。
施工したい部分だけに同じ厚さになるよう、防草砂を撒きましょう。
整地と防草砂の均一な施工をすることで、水はけがよくて水たまりができるなどのトラブルがない環境を作れます。
整地をするときと同様にスコップなどを使用して平らにしましょう。
⑤水を撒いて乾燥させる
防草砂の種類により、必要な水の量は異なりますが、撒いた防草砂と同等の量です。
表面の色が全体的に変わったら十分な量の散水ができています。
水を撒くときにはできるだけ穏やかにおこなうことが重要です。
散水を終え、しばらく置き、防草砂の表面を乾燥させましょう。
⑥表面が乾いたらもう一度水を撒いて乾燥させる
数時間程度で防草砂の表面が乾きます。
この時点では表面を固めただけで、中まできちんと固まったわけではありません。
表面をまず施工して美しく整え、最後に全体を固化させて仕上げるのが防草砂を施工するときのポイントです。
表面が乾いたら十分に水を撒いて全体に水を行き渡らせましょう。
そして、翌日まできっちりと乾かせば施工完了です。
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防草砂は雑草が生えてこないようにする方法として簡便で優れているアイテムです。
安価に購入できる魅力もあってよく使われていますが、施工品質によって美観も耐久性も変わります。
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