ウメの剪定は春・夏・冬の3回!作業内容は季節で変わる?
庭のウメの剪定は、うまくいっていますか?
・最近ウメの元気がない気がする ・剪定の仕方がわからない ・剪定が苦手! |
これらに当てはまるものがある人は、この記事を参考にして、適切な剪定を行いましょう。
花や実がたくさんなり、ウメ本来の美しさや収穫する楽しみを味わうことができるようになりますよ♪
それでは、早速剪定のポイントからみていきましょう。
目次
ウメの剪定のポイントは3つ!
剪定のポイントは3つあります。
①3年目までは冬に間引き剪定を ②春・夏・冬の3回 ③短い枝はウメの命 |
基本的にはこの3つのポイントを押さえて行うのが大切ですが、ウメの品種によって細かい剪定方法は異なります。
「品種にあった剪定をしたい」という人は、弊社にご相談ください!
実際に皆さんのウメを見させていただいた上で、どのように剪定を行えばよいかアドバイスしたり、実際に剪定を行ったりすることができます。
ビデオ通話で状況確認をさせていただく「オンライン相談」も行っていますので、是非ご活用ください♪
ウメの剪定のポイント①3年目までは冬に間引き剪定を
苗木を植え付けてから3年が経過するまでは、冬の間引き剪定だけにとどめるようにしましょう。
3年間の中で優先するのは「根付いた上で、苗木が成長すること」です。
剪定は、ウメにとってダメージであるため、枝葉が密集しないように行う間引き剪定にとどめておく必要があります。
あまり早すぎる段階で強剪定を行ってしまった場合、枯れてしまったり、カットした部分から病原菌が入って病気になってしまったりするかもしれません・・。
せっかく植えたウメが数年で枯れてしまったのでは、とても残念です。
重なっていたり、枯れてしまったりしている枝葉を中心に剪定を行いましょう。
ウメの剪定のポイント②春・夏・冬の3回
4年目以降のウメは「春・夏・冬の3回」剪定を行っていきます。
全ての季節において同じ作業をするのではなく、それぞれの季節にあった作業が必要です。
「切ればいい」というわけではないので、ポイントを押さえた上で剪定を行いましょう。
〜春は切り戻し剪定〜
開花後の4〜5月頃に行う春の剪定は「切り戻し剪定」がメインです。
枝が古くなると実がつきづらくなるため、古くなった枝を30%程度残すことができる箇所で切り落としましょう。
この剪定を行うことで、新しく元気な枝が伸びてきます。
開花後の作業なので、切るべき枝や箇所がわかりやすいのが春の剪定の特徴です。
次のシーズンの開花や実の収穫に向けて、切り戻しを行いましょう。
〜夏は間引き剪定〜
7〜8月の夏の剪定は「間引き剪定」をメインで行います。
・密集している ・下向きや内側に伸びている ・すでに枯れている |
このような箇所を中心に切り落としていきましょう。
特に夏は、気温も湿度も高いため「害虫や病気の被害」が拡大しやすいです。
被害が出ないように日当たりや風通しがよい状態となるように、作業を進める必要があります。
また、すでに被害が出ていないかの点検も必要です。
切り落とした枝葉などに害虫がついていたり、色が変色したりしていないか確認してから処分しましょう。
〜冬は間引きと切り戻し剪定〜
冬の剪定は、間引きと切り戻しのどちらも必要です。
その理由は下記の通りとなっています。
・間引き → 夏に枝葉が密集しないため、害虫や病気の被害を防ぐため ・切り戻し → 新しい枝を成長させるため、花や実をたくさんつけるため |
ウメは成長スピードが早い上に、剪定によるダメージにも強い庭木です。
そのため、盛んに成長する夏には、気づくと枝葉が密集しているという状態になってしまいます。
夏にそのような密集した状態にならないためには、冬のうちに枝葉を間引きしておく必要があるのです。
すでに枯れている部分や、重なっている枝葉を切り落としましょう。
また、冬には切り戻し剪定も必要です。
全体がピラミッドのような形になるイメージで樹形を整えながら、切り戻し剪定を進めましょう。
枝を切り落とした箇所には癒合剤を塗り、病気の感染や枯れ込みが起きないように注意しなければいけません。
切って終わりではなく、その後のウメの成長や健康にも配慮してあげることが大切です!
ウメの剪定のポイント③短い枝はウメの命
枝には長い枝から短い枝、中間程度の枝があります。
その中で大事なのは「短い枝」です。
ウメの実は、短い枝や中間程度の枝になるため、剪定を行う際はそのことを頭に入れて作業しましょう。
「短い枝は元気がない枝」と考えてしまい、切り落としすぎてしまうと、実がならないウメになってしまいます。
短い〜中間程度の枝を多く残すことを頭に入れながら、不要な枝や伸びすぎた枝を剪定していきましょう。
ウメの育て方ポイント
ウメをうまく育てていくには、3つのポイントを押さえる必要があります。
①3年目以降は水やりの必要なし ②肥料は冬に有機質のものを ③アブラムシに注意 |
剪定のポイントを押さえることも大切ですが、害虫や肥料についても知っておくことで、より健康に育てていくことができますよ♪
ウメの育て方ポイント①3年目以降は水やりの必要なし
地植えで植え付けを行った場合、2年目までは表面の土が乾いたら水やりが必要です。
しかし、3年目以降は自然の雨で足りるため、水やりの必要はありません。
土が乾燥しやすい夏や1週間以上雨が降らなかった時のみ、涼しい時間帯に水やりを行うようにしましょう。
ウメの育て方ポイント②肥料は冬に有機質のものを
肥料は年に1回、12〜2月頃に有機質肥料を与えましょう。
この時期に肥料を追加しておくことで、春からの成長がより促進され、実のつきがよくなります。
根の先から吸収するため、株元というよりは、根が広がっているであろう箇所に肥料を与えるのがおすすめです!
ウメの育て方ポイント③アブラムシに注意
ウメは害虫がつきやすい木です。
特に「アブラムシ」の被害に気をつけましょう。
アブラムシが繁殖することで、病気の媒介のきっかけにもなります。
周りに植えている植物にも影響が出る可能性があるため、定期的にチェックを行い、被害が大きくなる前に除去する必要があります。
弊社では、アブラムシをはじめとした「害虫の駆除・消毒作業」を承っていますので、自分で薬剤を準備するのは面倒という人は、気軽にご利用ください!
東京都でウメの剪定をするなら弊社へ!
今回はウメの剪定や育て方のポイントについて解説してきました。
【剪定のポイント】 ①3年目までは冬に間引き剪定を ②春・夏・冬の3回 ③短い枝はウメの命 【育て方のポイント】 ①3年目以降は水やりの必要なし ②肥料は冬に有機質のものを ③アブラムシに注意 |
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また、弊社では害虫駆除や消毒も行っています。
ウメが害虫の被害を受けてしまった場合や病気に感染してしまった場合は、こちらも是非ご活用ください。
皆さんからのご連絡お待ちしております!
-Ku-