植木はなぜ病気になる!?葉っぱの病気別に原因と対処法をご紹介!
「なぜか葉っぱが枯れている」
「見た事がない虫が植木についているけど、大丈夫なのかな?」
このように植木を植える上で、樹木の病気や悪さをする害虫の問題はつきものです。
しかし、正しい知識がないままだと、問題がない状態なのかどうかも判断が難しいです。
「わからないから、とりあえずこのままにしておくか・・」といって放置してしまうと、その間に植木が枯れてしまう事もあります・・。
そこで今回は、植木を育てる際に気をつけなければいけない病気や害虫をご紹介していきたいと思います。
日常の植木のお手入れの参考にしてみて下さいね。
目次
植木の病気はどうして起こる?枯れてしまう原因とは?
植木の病気は、様々な事が原因となって起こるものです。
枝や葉っぱが枯れてしまったり、通常の色とは違う色に変化してしまったりした場合は「なぜこうなってしまったのか」考えられる原因をチェックしてみて下さい。
主な病気の原因は3つです。
①植えている環境が、樹木と合っていない ②微生物や害虫 ③細菌の付着やウイルスへの感染 |
樹木ごとに、適した環境があります。
大前提として「生育環境」はよいかを確認しましょう。
その後、葉っぱや枝に害虫などが付着していないか確認します。
自分自身でチェックしてみて、原因がわからないようでしたら専門業者へ診断を依頼しましょう。
植木の葉っぱの病気を2つご紹介!黒と白の斑点に注意!?
ここからは葉っぱの病気を2つご紹介していきます。
他にも様々な病気がありますが、かかってしまう事が多い2つを頭に入れておく事で可能性を潰していく事ができますので、一緒に勉強していきましょう。
植木の葉っぱの病気①すす病
植木の葉っぱの病気には「すす病」があります。
すす病は、植木全般だけではなく、野菜や果物などの植物でもかかってしまう病気です。
原因 |
すす病菌が害虫や微生物などによって繁殖してしまった事 |
かかりやすい樹木 |
野菜や果物なども含めた植物全般 |
樹木への被害や影響 |
・外観の美しさが損なわれる ・光合成ができなくなってしまう ・枯れてしまうケースもある |
すす病菌への対処 |
・黒い斑点が多く存在している葉っぱなどは早めに取り除く ・病菌を繁殖させている害虫や微生物を駆除する ・すす病菌を除去する殺菌剤を植木に使う |
病気の原因となるのは「すす病菌」。
すす病菌自体は、どこにでも存在しているものではありますが、害虫や微生物が悪さをする事で増加。
葉っぱや枝についている実などに、すすのようにも見える「黒い斑点」がたくさんついてしまいます。
黒い斑点が葉っぱ全体を覆うようになってしまうと、見た目が悪くなってしまうのがデメリット。
せっかくの綺麗な葉っぱが、台無しになってしまうでしょう。
また、影響が出てしまうのは見た目がだけではありません。
葉っぱを黒い斑点が覆う事で、光合成ができなくなってしまう可能性もあります。
光合成というのは、植物にとって栄養素を得る不可欠な物です。
栄養素を得られない状態が続けば、感染した植物全体が枯れてしまう事もあります。
このように、場合によっては枯れてしまうケースもあるすす病菌。
どこにでも存在しうる菌が原因となっているものなので、充分管理には注意しましょう。
植木の葉っぱの病気②うどんこ病
植木の葉っぱなどに「うどん粉」のように、白い粉状のものが付着してしまうのがうどんこ病です。
病気の概要は下記の通り。
原因 |
カビが葉っぱに付着し、繁殖することで発症 |
かかりやすい樹木 |
野菜や果物なども含めた植物全般 |
樹木への被害や影響 |
・白い粉のようなものが葉っぱなどに広がる ・光合成ができなくなる ・枯れてしまうケースもある |
うどんこ病への対処 |
・水はけの良い土に植え替える ・うどんこ病専用の農薬で治療する ・乾燥しすぎにも注意する |
うどんこ病は植物全般に発生する恐れのある病気です。
原因は土の表面などから風に乗って葉っぱに付着したカビ。
植物についたカビが繁殖してしまい、光合成ができなくなってしまうケースもあります。
うどんこ病を発見した際は、植えている土の状態が濡れすぎていないか、逆に乾燥しすぎていないかを確認しましょう。
水はけの悪い土や乾燥しすぎた状態が続くと、うどんこ病になりやすくなってしまいます。
良質な土壌環境を整えて、うどんこ病への対策としましょう。
また、うどんこ病には専用の農薬が市販されています。
放置してしまうと、植木が枯れてしまう事もあるので、早期に対応するようにして下さい。
植木の葉っぱの病気を防ぐ方法は土壌環境の改善と雑草の手入れ!
すす病とうどんこ病は、共に周りの環境や土の状態が原因となっていました。
そのため、次のような事に気をつけて入れば病気にかかってしまうリスクを減らす事ができるでしょう。
・水はけがよく、ほどよく水分を保っていられる上質な土壌を作る ・植木を植える場所の雑草を定期的に除去する ・植木を植える際は、風通しがよい場所を選定する |
病気を防ぐにあたって、とても大切なのが植える環境を整える事です。
当たり前な事ではありますが、基本的な部分がとても重要になります。
植木に悪さをするような害虫やカビは、湿度が高く、風通しの悪いような場所を好みます。
また、周りに雑草が多い場合は様々な害虫が栄養やエサを探しに寄ってきてしまうでしょう。
害虫やカビを繁殖させない為には、水気・湿度・風通しがとても大切な要素。
初めから全てを完璧にするのは難しいですが、日々改善を繰り返して、植木にとっていい環境を整えてあげて下さいね。
植木の病気や付着した害虫の不明点は専門業者へご相談下さい!
今回は植木の病気や付着しやすい害虫についてお伝えしてきました。
植木が病気となってしまう原因は、下記の通りでした。
①植えている環境が、樹木と合っていない ②微生物や害虫 ③細菌の付着やウイルスへの感染 |
植木にとって「植える環境」というのはとても大切です。
樹木によって適切な環境があるので、植えたい樹木の事をよく調べ、より良い環境に植えてあげて下さい。
また、今回の記事では予防法についてもお伝えしてきました。
・水はけがよく、ほどよく水分を保っていられる上質な土壌を作る ・植木を植える場所の雑草を定期的に除去する ・植木を植える際は、風通しがよい場所を選定する |
病気を防ぐ予防法は、植木にとっても育ちやすい環境である事が多いです。
自分が植えた庭木がいつまでも元気でいてくれるように、日々のメンテナンスを行なっていきましょう。
弊社のコラムでは、様々な植木について詳しくお伝えしています。
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