赤い果実が可愛いソヨゴ!剪定の頻度は少なくてOK?
「公園や近所の家の庭で見る、あの赤い実がなっている木が可愛い!」
冬場の寒い空気の中に、光り輝くようになっている赤い実を見つけて、このように思った事はありませんか?
それは「ソヨゴ」という木の実です。
寒さに強い樹木であるため、東北地方などでも庭木に植えられる事が多い樹木。
「この実可愛い!」という声をよく聞く木でもあります。
今回はそんなソヨゴの木について詳しくお伝えしていきたいと思います!
ガーデニング初心者でも育てやすい庭木なので、是非チェックしてみて下さいね♪
それでは早速内容に入っていきましょう。
【初心者におすすめ!】ソヨゴは赤い果実が可愛い人気の庭木!
ソヨゴというのは、モチノキ科モチノキ属の常緑高木です。
大きいもので10m、平均5m程まで成長するのでシンボルツリーとしても植えられる事が多い庭木になっています。
名前の「ソヨゴ」の由来は、立派な葉っぱが擦れている音から「風にそよぐ木」というところからきています。
その名の通り、葉っぱの密度が高くソヨソヨと揺れる音がとても涼しげなのが特徴です。
そして、密度の高い葉っぱの隙間に小さくさりげない感じで咲く花は5mm程度の大きさ。
5〜6月に開花し、夏へ移りゆく季節を感じる事ができます。
また、葉っぱの密度が高い事を活かして「目隠し」としても活用できるのが魅力。
玄関脇や道路とリビングの間に植える事で、自然に家族のプライベートを守る事ができます。
ソヨゴの赤い実は食べる事はできない!?
ソヨゴと言えば、何より「可愛い赤い果実」が最大の特徴。
さくらんぼのような形をした実と、光沢のある葉っぱのコントラストがとても印象的です。
しかし、お子様がいるご家庭では注意が必要になります。
さくらんぼに似ているものの、ソヨゴの実は食用ではありません。
「食べられない」という認識をあらかじめしっかり共有しておく事が大切です。
そんな赤い実をソヨゴがつけるのは10〜11月頃の秋。
他の樹木の紅葉とのコントラストを楽しむ事ができる上、そのまま冬まで実をつけている状態を保つので積雪地では真っ白な雪との情景も楽しむ事ができます。
寒さの厳しい冬に、雪の間から可愛い赤い果実が見えるとなんだかほっこり。
暗くなりがちな冬の気持ちを、ポッと明るくしてくれる事でしょう。
その後、冬が終わる2月頃に自然に実は落ちます。
ソヨゴの実が落ちたら、待ちに待った春がやってくるという合図になりますね。
ソヨゴはなぜ育てやすいのか?理由は3つご紹介!
ソヨゴはとても育てやすい庭木として有名です。
その理由は下記の3つになります。
①他の庭木と比較して成長が遅い
②寒さにも暑さにも強い
③害虫による被害が少ない
1つずつ詳しくみてみましょう。
ソヨゴが育てやすい理由①他の庭木と比較して成長が遅い
他の庭木と比較して成長が遅い為、剪定が必要になるような場面が少ないです。
全く剪定の必要がないわけではないものの、成長が早い樹木と比べて大きく樹形が崩れてしまうような事も少ないのが特徴になります。
また、成長の仕方も初心者に優しいです。
庭に植える場合に気になるのが成長する「横幅」なのではないでしょうか?
予想以上に樹木が広がってしまうと、他の植物に影響が出てしまったり、隣の家の庭にまで伸びていってしまったりするなどトラブルが発生してしまう事もあります。
その点、ソヨゴは横に広がる事が少ない樹木なので安心です。
ゆっくり自分のペースで成長を楽しんでいきましょう。
ソヨゴが育てやすい理由②寒さにも暑さにも強い
ソヨゴは寒さにも暑さにも強いという特徴があります。
どちらか一方でも弱い性質があれば、植える場所や地域は限られてしまいますよね。
植えた環境次第では、うまく成長せずに枯れてしまうなんて事もあるでしょう・・。
せっかくシンボルツリーとして植えたのに、早々に枯れてしまったのでは心が折れてしまうかもしれません。
また、ご家庭によっては庭に十分な日当たりを確保できないという場合もあります。
寒さに弱い樹木であれば、日当たりの良さは成長に必須ですが、ソヨゴは半日陰の場所でも成長するという強みがあります。
ガーデニング初心者であったり、引っ越してきて初めて庭木を植えるという場合は1年を通した庭の環境はまだ把握できていないでしょう。
そんな人にソヨゴはおすすめです。
「日当たりが悪くて成長しなかった・・」という失敗をしづらいので、思い切って植える事ができますよ!
ソヨゴが育てやすい理由③害虫による被害が少ない
ソヨゴは、比較的害虫による被害が少ない樹木として有名です。
特に、葉っぱに悪さをする毛虫による被害が少ないのが特徴。
「せっかく植えたのに害虫のせいで枯れてしまった・・」という残念な事態になりにくいので、ガーデニング初心者でも挑戦しやすいです。
そんな虫による被害が少ないソヨゴですが「すす病」には注意が必要になります。
すす病というのは、カビが発生して増殖してしまう病気です。
表面が黒くなってしまうので、光合成ができなくなってしまう、最悪の場合は枯れてしまう事も・・。
黒い斑点ができ始めたら、専用の薬剤を塗布するなどして対策をしていきましょう。
害虫による被害が少なく、暑さや寒さにも強いものの最低限の日当たりと水はけの良さは必要になります。
「害虫に強いからどこにでも植えてOK!」という訳ではないので、お手入れも含めてプロや経験者から知識を得て、ソヨゴが好むような環境を整えてあげましょう。
ちなみに、下記の記事では植木の病気について紹介しています。
「植木の病気なんてわからない!」という人は、こちらも合わせてチェックしてみて下さいね。
ソヨゴの剪定は2月・植え付けは4月がベスト!
ソヨゴは成長が遅いので、剪定の頻度はそこまで多く必要ありません。
春を迎える前の2月頃に、伸びすぎてしまった枝を切り落として樹形を整えましょう。
また、ソヨゴは寒さや暑さに強い上に、害虫の被害が少ないのが特徴ではありますが「日当たり」と「風通し」は他の樹木同様確保しておかなければいけません。
葉っぱの密度が高いので、あまりにも密集している場所は枝をすいて適度に隙間を作るのがおすすめです。
また、植え付けは4月がベストなタイミングとなります。
本格的にソヨゴが活動を始める前に植え付けを行いましょう。
まとめ:ソヨゴは育てやすい庭木!植えたい人や剪定を希望する人は弊社へ!
今回はソヨゴについてお伝えしてきました。
ソヨゴは下記のような特徴があり、とても育てやすい庭木です。
①他の庭木と比較して成長が遅い
②寒さにも暑さにも強い
③害虫による被害が少ない
今回の記事を参考にして、是非ソヨゴを育ててみて下さいね♪
しかし、自分で調べてみたものの「これで合っているのかな?」と不安になる事もありますよね・・。
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