シマトネリコは成長が爆速!?特徴や注意点を解説!
素敵な庭を作りたいと思った時に・・
「庭木は何がいいのだろう?」
「シマトネリコ、アオダモ・・この辺が有名らしいけど、どれがいいの?」
こんな風に悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
植物が特別好きという人でない限り、植えたいと思った時にしか植物について詳しく調べたりしませんよね。
SNSやWebで「いいな!」と思っても、自分の家の庭にはどれが合っているのかわからないという人もいいでしょう。
そこで今回は、庭木として植えられる事が多い「シマトネリコ」の特徴や剪定方法、植える際の注意点などをお伝えしていきたいと思います。
是非庭木の選択の際に参考にしてみて下さいね。
目次
シンボルツリーに最適!おしゃれな庭木シマトネリコの特徴とは?
シンボルツリーとして植えられる事が多いシマトネリコ。
「名前は聞いたことがあるけど、他の木との違いがわからない!」という人の為に、概要をまとめてみました!
種類 | モクセイ科トネリコ属 / 常緑樹 |
成長スピード | 速い為、剪定が必要! |
好むもの | 日当たり |
最大サイズ | 10m |
暑さ・寒さ | 真夏にも耐えられるが、厳しい冬には弱い −5℃以下になるような地域には適さない |
幹や葉っぱの数が多く、日々変わる木の形を楽しむことができるシマトネリコ。
庭に植えるだけで、おしゃれ感が増し「感じのいい庭」を演出する事ができます。
せっかちな人の庭には最適!?シマトネリコの3つのメリットとは?
シマトネリコのメリットは3つあります。
・目隠しに使う事ができる
・成長スピードが速い
・涼しい雰囲気を演出できる
庭木を剪定する上で、どんな特徴があるのか知ることはとても大事です。
詳しく見ていきましょう。
目隠しに使う事ができる
シマトネリコは、葉っぱの数が多い為、目隠しに使う事ができます。
1つ1つの葉っぱの大きさは小さいものの、葉っぱが連なっているので、リビング前や玄関脇に植えると良いでしょう。
また、土に近い部分から何本も幹が生え、そこから更にいくつもの枝に分かれているので、木全体のシルエットも立派になります。
明るい日には、連なった葉っぱや伸びた枝が、とてもおしゃれで心地いい影となって映し出されて、気持ちがいいです。
人工的なフェンスなどで目隠しをするよりも、自然的で雰囲気がいいので、とてもおすすめな木になります。
成長スピードが速い
シンボルツリーといえば「大きな木」と考えている人は多いのではないでしょうか?
そう考えている人には、シマトネリコはとてもおすすめです。
シマトネリコは成長スピードがとても速いので、2年程で1mは成長します。
最大で10mにも達するので、2階からでも緑が楽しめるのが魅力です。
植木の中には「植えたものの中々成長しなくてつまらない・・」という気持ちになってしまう木もあります。
やはり「成長していく姿」を見るのが楽しいですよね。
速く成長して欲しいというせっかちさんには、シマトネリコはおすすめな木であると言えるでしょう♪
涼しい雰囲気を演出できる
シマトネリコは、夏に強いです。
真夏でも元気に葉っぱを揺らしてくれるので、見ていてとても涼しい気持ちになります。
また、枝や葉っぱが多い事で日陰を作り出します。
目隠しにもなる上に、暑い日差しを遮る日除けの効果も発揮。
ヘチマなどで作るような自然の日除けカーテンを作る事ができます。
SDGsの動きが世界中で進んでいる中で、シマトネリコで作る日除けはこれからの日本に必須なのかもしれませんね。
シマトネリコを植える際の3つの注意点!
シマトネリコには、植える際の注意点は下記の通りです。
・落ち葉が落ちる
・剪定のスパンが短い
・土の表面に根っこが出やすい
庭に植える上で、注意しておかなければいけない点もあります。
しっかり頭に入れて計画を進めるようにしましょう。
落ち葉が落ちる
シマトネリコは「常緑樹」ではありますが、秋冬の寒い季節になると葉が落ちます。
「常緑樹はずっと葉っぱがついているもの」と思っていると、こんなはずじゃなかったと後悔してしまうかもしれません。
また、落ち葉が落ちるという事は掃除が必要になります。
風で近所へ飛んでしまった事でトラブルに繋がる事もあるかもしれません。
その場合は植える場所や掃除の頻度を考えながら計画するのがよいでしょう。
剪定のスパンが短い
シマトネリコは成長がとても速い庭木です。
厳しい環境でもスクスク育ってくれるのは嬉しいのですが、定期的に剪定を行っていないと全体のバランスが崩れてしまいます。
また、最大で10mの高さに達する木なので場合によっては高さの剪定も必要になるでしょう。
その場合は、素人の剪定では難しい部分があります。
ただただ高さを抑えようと、何も考えずに剪定してしまうと、その部分が枯れてしまうなどして見栄えが悪化してしまうかもしれません。
プロに相談しながら、高さを抑えつつ美観を保つようにしていきましょう。
一方、シマトネリコ同様、庭木として植えられる事が多いアオダモやモミジは剪定の頻度が少ない木です。
季節の変わり目などに整えるレベルで維持していけるので、シマトネリコ程手がかかりません。
特にアオダモは成長速度が遅い木なので「気づいたら大変なことになっていた!」という事が少ないでしょう。
このようにシマトネリコは「植えればそれで終了!」とはいかない木でもあるので、検討を進める際は、剪定の必要性が高い木として頭に入れておきましょう。
また、成長スピードを抑えたい場合は鉢植えで育てる方法もあります。
地植えで育てるよりも生育力がダウンするので、剪定間隔を長くする事が可能です。
土の表面に根っこが出やすい
シマトネリコの根は、土の表面から浅い部分に根付くという特徴があります。
その為、植える場所によっては水道の配管などを突き破るなどして住宅に影響を与えてしまうかもしれません。
植える際は、水道などの配管が庭のどの部分を通っているかを確認してから進めるのがおすすめです。
建築会社にいただいた図面の中に、配管図面が入っていると思います。
その図面を確認して計画を進めていきましょう。
シマトネリコは涼しい時期に剪定!思い切りが美を作る!
シマトネリコは、とても成長が速い木です。
他の木よりも、大胆な剪定が必要になるので、前提としてその点を頭に入れておく事が大切になります。
剪定の時期は、下記の通りです。
・3月〜4月上旬
・暑さが厳しくなる前(目安7月上旬)
・夏の終わり頃(目安9月)
ポイントは「扇型」に全体のシルエットを切りそろえていく事。
バランスを確認しながら、太い幹から伸びている枝の部分を根本から切り落としましょう!
切り落とす際に注意したいのが「幹から枝を少しだけ残したりしない事」です。
その部分から分岐して新しい枝は生えてきますが、すぐに枯れてしまう可能性が高くなります。
せっかく綺麗にしたいのに、枯れて美観を損ねてしまっては本末転倒ですよね。
「もったいない!」と思うかもしれませんが、幹から分岐している根本の部分を切り落とすことが後々の美しさに繋がっていきます。
シマトネリコは、成長スピードが速いので思い切って剪定を進めましょう!
シマトネリコの特徴・注意点まとめ
今回は、シマトネリコの特徴や剪定方法、選ぶ際に頭に入れておくべき事などをお伝えしてきました。
内容をまとめると下記のようになります。
外の環境での強さ | ◎ |
お手入れの頻度 | △ |
おしゃれ度 | ◎ |
定期的な剪定をすれば、とてもおしゃれで庭の品をあげてくれる庭木になります。
是非今回の内容を参考にして、素敵なシマトネリコを育てて下さいね。
植木ドクターでは、庭木についてのご相談を随時受け付けています!
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-Ku-