【落葉植物の冬支度】葉が落ちきったらやってほしい植え替えの方法〜小さく育てたい方も必見〜
みなさんこんにちは!
植木ドクターの植木屋コラムです。
前回ご紹介した、「春のお庭を楽しむために秋冬にやってほしいお手入れ方法」の記事はご覧いただけましたか?
\まだの方は是非ご一読ください!/
春のお庭を楽しむために!秋冬に行うべき庭の手入れ方法をご紹介!
今回はこれから葉が落ちる落葉樹に特化したお手入れ方法についてお話ししたいと思います。
・植木鉢で落葉樹を育てている
・水やりの水がなかなか吸収されないと感じる
・小さく育てたいor大きく育てたい
と思っている方のお役に立てる内容になっていますので、最後までご覧ください^^
それでは行きましょう!
目次
落葉樹の植え替え時期・タイミングの見極め方
落葉樹のお手入れ方法などについて検索すると必ずと言っていいほど出てくる「植え替え・植え付け」とはなんでしょうか?
植木や庭木を育てる場合、鉢植えや地植えと言って地面に植える方法で育てているかと思います。
地植えの場合にはそこまで必要な作業ではないのですが、植木鉢で育てている方は木の成長に合わせて定期的に植え替えを行う必要があります。
まずは植え替えとはなんなのか、なぜ植え替える必要があるのか?についてお話ししますね。
植え替え・植え付けとは?
木を植木鉢で育てている場合、木の成長に合わせてより大きな鉢植えへ植え替える必要があります。
また、植木鉢から地面に植え替えることを植え付けると言います。
今回は植え替えをメインにお話ししていきたいと思います。
なぜ植え替える必要があるのか?適切なタイミングとは?
「木の成長に合わせて大きな鉢植えへ」とお話ししましたが、具体的にどうなったら植え替えを行うと良いのでしょうか?
また、植え替えないでいると木にとってどんな風に良くないことが起こるのでしょうか?
1つずつ紐解いていきます。
植え替える必要性
まず、植え替えを行う必要性についてご紹介します。
植え替えないことでどんなことが起こるのでしょうか?
・根腐れしてしまう
・鉢にヒビが入る、割れる
・花や実がつかなくなる
適切なタイミングの見極め方
どうなっていたら植え替え時期なのかが分かれば対処もしやすいですよね。
主に根詰まりを起こすことで木の生育に悪影響を及ぼすため以下の症状が確認できたら早めに植え替えを行いましょう。
・植木鉢の底や土から根っこが見えている
・水やりをしても、水が土の上に溜まってしまいなかなか吸収されない
・今までと比べて生育が遅い、新芽や葉が小さい、花が咲かないなどのトラブルが起こっている
植物は土の中に根を張り水分や養分を吸い取ることで元気に育ち花や実をつけることで私たちを楽しませてくれています。
その為、小さな植木鉢の中で根が絡まり詰まってしまうことで生育がうまくいかず、最悪の場合枯れてしまうのため木の様子を日頃から観察し適切なタイミングで環境を整えてあげてください。
落葉樹の植え替えは冬に行う
そして、今回のメインとして掲げている「落葉樹」の植え替え。
落葉樹は葉が落ち切った11月〜2月頃の寒い時期に休眠します。
休眠状態とは、次の春に向けエネルギーを蓄えるために根や枝の機能を休ませることで元気な新芽を出す準備期間のようなイメージです。
その為落葉樹の剪定や植え替えといったお手入れは寒い時期に行いましょう。
木へのダメージも抑えられるため、枯れる確率も低くなりますよ。
そうは言っても人口の密集する都内では庭を持たない方も多く、慎ましく木や花を育てたい需要が高いことも事実です。
そんな方でも小さく育てる方法があるので、ご紹介したいと思います。
小さく育てたい派VS大きく育てたい派
玄関前に植樹するシンボルツリーは今も昔も根強い人気があります。
また、近年では観葉植物を家の中で育てる方も多く草花はいつでも私たちの生活に彩りをくれます。
お住まいの広さや家族の生活スタイルによって、「大きく立派に育てる」よりも「小さく育てる」需要も高いです。
できれば木を育てたい!でも、大きくなるのは困る・・・
そんな方に向けて木を小さく育てるコツをご紹介します。
木を小さく育てる方法ってある?
木も私たち同様生きているので、買った時と全く同じサイズで育てたい!という要望にはお答えできません。
しかし、ある程度サイズを維持しながら緩やかに育てることは可能です。
小さく育てるコツをご紹介しますので、これから木を育てたいと思っている方は是非参考にしてください。
木を小さく育てるコツ
①成長の遅い樹種を選ぶ
木には成長がゆっくりと遅いタイプとぐんぐん伸びて早いタイプがあります。
常緑樹にも落葉樹にもそれぞれ存在するので、苗を購入する前に販売店さんや私たちのようなプロに相談してください。
また、初めから低木を選べば伸びる高さは上限が決まっているため剪定の際にも脚立不要です。
木の種類だけではなく、特性も加味して選んでみましょう。
②芯止めをする
太幹や太枝などを思い切って剪定し、細い枝側を中心に育てましょう。
人間の子供が縦伸びと横伸びを繰り返しながら大きくなっていくのと同じで、木も縦横両方にエネルギーを行き渡らせながら大きく成長します。
その為太い枝を切り落とし縦へのエネルギーを断絶することで横に伸びやすくなり、その後は横を中心に手入れすることで極端に背が高くなることを防ぐことができます。
③推奨時期に剪定を行う
「剪定時期はいつでもいい」
ということは決してなく、常緑樹、落葉樹、観葉植物それぞれに適した剪定時期があり、さらに木の種類によって細分化されます。
この記事では落葉樹についてのお話しなので、割愛しますが詳しくはこちらの記事もご覧ください。
剪定には青々と葉が茂る時期に主に害虫対策や育成を助けるための「すかし剪定」と
落葉樹では休眠期に行う「切り戻し剪定」と言い、枝を大きく切って翌年の成長で大きくなりすぎないようにコントロールすることが目的の剪定と
盆栽や生垣などでイメージがしやすい形を整えるための「刈り込み」があります。
④土壌改良や肥料をあげすぎない
木の成長に欠かせない土壌改良や肥料ですが、大きく育ちすぎて欲しくない場合には質や量を加減することも必要です。
良い土壌にしすぎないことや、肥料の分量を少なくしてみましょう。
大きく育ちすぎなための土壌づくりについてのご相談にも乗りますので、作業の際にお声がけください。
翌年も四季を感じるために冬のお手入れを始めましょう
まだ10月半ばの為、まだまだ紅葉を楽しませてくれている落葉樹。
これから寒くなっていくと全ての葉っぱが休眠状態となり、来年のための準備を始めます。
私たち人間も、そんな木の為に今年最後のお手入れをしてあげましょう。
植え替えや剪定は11月〜2月、と言いましたが個人的には年内に全て済ませてしまうことをお勧めしています。
木の種類にもよるので、一概には言えないのですが、中には3月の暖かさを感じ取って蕾を出し花を咲かせる種もあるので、年明けには新芽が枝の中で形成されている時期になるからです。
せっかくできた新芽や蕾を切ってしまうともったいないですよね。
その為、葉が落ち切ったら早めに「今年もありがとう」と気持ちを込めてお手入れをしてあげてほしいと思います。
剪定に適した時期はインターネットで検索すればいくらでも調べることができますが、切るべき枝の見極めにはスキルが必要です。
このスキルも一朝一夕で身につくものでもないですし、切る枝を間違えてしまえば翌年の花や実のつき具合にも影響を及ぼし、最悪の場合枯れてしまいます。
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