外壁のツタは除去すべき?撤去方法は?
外壁に張ったツタは、生やそうと思ったわけでもないのに、いつの間にか伸びていることがあります。
最初は素敵に思えていたツタも、気が付けば2階や屋根まで伸びていた、なんてことも。
「長く伸びたツタはこのままでもいい?」
「撤去したいけど、どうしたらいい?」
「自分で除去はできる?」などのお悩みはありませんか?
この記事では、ツタの利点や撤去方法など、詳しく解説します(^^)/
目次
外壁に生えるツタの利点
外壁に生えるツタには、以下のような利点があります。
除去すべきかどうかの判断材料にしてください。
・美しさや涼しさ
ツタに覆われた建物は、季節によって異なる表情を見せます。
春には、ツタをはじめとした植物の新緑は美しく、見る人にとって目の保養となります。
夏には、ツタで覆われた外壁は暑さを和らげる効果があり、涼しい空間を提供します。
・冬の断熱効果
ツタは、壁面に密着することで冬場の断熱効果を高めます。
ツタが建物全体を覆うことで、建物内部の温度を一定に保ち、暖房費の削減にもつながります。
・空気浄化の効果
ツタには、植物特有の大気中の有害物質を吸着する効果があります。
特に、排気ガスや微小粒子を吸着することで、空気を浄化するとされています。
・生態系の維持に貢献
外壁に生えるツタは、それ自体が小動物や昆虫の生息環境にもなります。
ツタの中に鳥や昆虫が巣を作ることで、生態系の維持につながります。
外壁に生えるツタの問題点
外壁に生えるツタには、利点だけでなく問題点もあります。
・外壁の通気性が悪くなる
ツタが外壁に絡みつくことで、外壁の通気性が悪くなり、湿気の原因になることがあります。
また、ツタの葉が壁面に密着していることで、日光が当たらず壁の乾燥を妨げ、カビなどが繁殖する原因にもなります。
・火災や自然災害で被害が拡大する
火災時には外壁に生えるツタによって火が燃え広がる可能性があります。
強風や地震などの自然災害の際には、強く絡みついたツタが外壁を引っ張って破損させるなど、被害が拡大する恐れもあります。
・近隣トラブルになる
外壁に生えるツタが原因で、近隣住人とトラブルになることがあるかもしれません。
例えば、自分の家の外壁に生えたツタが隣家の庭や屋根に伸びてしまい、隣家の景観が損なわれたり、屋根や排水管などに損傷が生じることがあります。
ツタの葉が風に乗って隣家の敷地内に落ちることもあります。
そうなれば隣人の清掃の負担が増え、ストレスを感じる日々が続く、ということもあるでしょう。
もし、ツタが原因でトラブルが起こった場合は、まずは話し合いによる解決を試みることが大切です。
隣人とのコミュニケーションを大切にし、相手の意見を尊重する姿勢を示すなら、相手の態度が和らぎ、ある程度はツタに理解を示してくれるようになるかもしれません。
話し合いがまとまらない場合は、自治体や専門の相談機関に相談することもできます。
除去すべきかどうかの見極め
外壁に生えるツタを除去するかどうかは、いろいろな要素で見極める必要があります。
例えば古い建物の場合、外壁が弱っている可能性があり、ツタを除去することでかえって建物に損傷を与えることがあります。
反対に新しい建物であれば、ツタを早期に除去することで、建物のメンテナンスを容易にし、外壁の劣化を防ぐことができます。
また、家族全員の同意が得られているかどうかも重要です。
家族の誰かが外壁に生えるツタを気に入っているとすれば、ツタを除去する理由について話し合い、本人に納得してもらうことが必要です。
全員の同意が得られないうちにツタを除去してしまうと、その後の関係に大きな影響を与えてしまいます。
ツタを除去すべきかどうかを判断するには、建物の状態やツタの種類・外観、さらには家族の意思などを総合的に考慮する必要があります。
ツタの除去方法
外壁に生えたツタを除去する方法は、主に4つに分けられます。
①手作業による除去
手作業による除去は、一般的にツタを切り落としてから、手で引っ張って外壁から剥がしていく方法です。
この除去方法のメリットは、コストがかからないことや、騒音が発生しないこと、環境にやさしいことなどが挙げられます。
一方で、手作業による除去は時間がかかるため、何年もかけてあらゆる方向に増え広がったツタの場合は、あまり効率的ではありません。
また、外壁に強く張り付いたり、他の木や植物と絡まり合っている場合は、手作業で除去することは難しいと言えます。
②電動工具による除去
電動工具を使用してツタを取り除く、という方法もあります。
電動工具なら、手作業よりも効率的にツタを除去することができます。
ただし、この方法は外壁や周辺の環境に損傷を与える可能性があります。
また、騒音が発生することで近隣住民から苦情がくる恐れがあるため、慎重に行うことが求められます。
さらに、電動工具を安全に使用するためにはある程度の専門知識や技術などが必要になるため、この方法を使ってツタを除去できる人は限られます。
③薬剤による除去
専用の薬剤を使用してツタを除去する方法もあります。
薬剤を散布することで、ツタの成長を抑制し、除去しやすい状態にします。
薬剤の中には一定期間その効果を発揮するものが多く、手作業による除去や電動工具を使用する方法と比べると、長期間に渡ってツタの発生を抑制できるという利点があります。
ただし、薬剤の種類によっては周囲の動植物や環境に悪影響を与える可能性があるため、使用には注意が必要です。
同居している家族や近隣に化学物質過敏症の人がいる場合、薬剤を使用することでツタは除去できても、それによって深刻な健康被害が発生してしまうなら本末転倒となります。
そのような事態は何としても避けなければいけません。
薬剤を使用する際には事前に取扱い方法や使用量について十分確認し、適切に処理することが求められます。
そのため、専門知識を持つ業者が行うことをオススメします。
④専門業者による除去
外壁に生えるツタを取り除くためには、専門業者に依頼することもできます。
専門業者は、さまざまな要素を考慮したうえで、最も適切な方法を用いてツタを除去することができます。
例えば、ツタの種類や繁殖状況を見極め、それに応じた薬剤を使用することができます。
また、建物にとってダメージの少ない方法を提案することもできるでしょう。
ただし、専門業者に依頼するには、手作業や電動工具を使用する方法に比べてコストがかかるため、予算を考えて見積もりを取ることを忘れないようにしましょう。
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外壁に生えるツタは、見た目が美しく、季節によってさまざまなメリットがあるため、庭や外壁の装飾として人気があります。
しかし、いくつかの問題点もあるため、場合によっては適切に除去する必要があります。
外壁に生えるツタを除去するためには手作業や電動工具を使用する方法だけでなく、薬剤を使ったり業者に依頼したりする方法もあります。
植木ドクターではツタの除去も承っています。
ツタの種類や繁殖状況、建物の状態、ご予算に合わせて適切なプランを提案させていただきます。
ご相談やお見積りは無料ですので、お気軽にお問合せください(^^)/
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