生垣の剪定に適した時期はいつ?業者に依頼した際の費用相場は?
生垣が綺麗に整えられていると、お住まい全体の印象も良くなりますよね。
そんな生垣は「いつ剪定しても良い」というわけではなく、適した時期に剪定することが大切です。
また、生垣の剪定はDIYでも可能ですが、専門的な知識を持っている業者に依頼した方が失敗が少なく、美しく剪定してくれるでしょう。
この記事では生垣の剪定に適した時期や業者に依頼するとかかる費用についてご紹介します。
料金体系と費用相場を理解して、適正な価格で依頼できる業者を選び出しましょう。
目次
生垣の剪定時期は2回ある
生垣の剪定時期として適しているタイミングは年に2回あります。
一般的には夏剪定(夏季剪定)、冬剪定(冬季剪定)と呼ばれている時期です。
生垣だけでなく庭木の剪定もこの時期に行います。
それぞれの剪定時期について詳細を解説します。
夏剪定とは
夏剪定は樹木の生育期を狙って行うのが特徴です。
夏という名前が付いていますが、実際に剪定をするのは6月頃が一般的になっています。
夏剪定の目的は新芽の時期が終わって樹木が成長して生い茂ってしまった生垣を整え、通気性や見栄えを改善することです。
また、樹木の種類によっては枝葉を適切に剪定することで負担を軽減し、寿命を永らえさせる目的もあります。
生い茂っていると内部に隠れている葉に日が当たらず、色が悪くなってしまう場合もあります。
夏剪定をすることで生垣の美しさを保つことが可能です。
冬剪定とは
冬剪定は樹木の休眠期に行う剪定です。
冬の時期になって成長を止める樹木に、余計な負担がかからないようにするのが主な目的です。
春によく成長する樹木の場合、枝葉を大々的に落とした方が翌年の成長がよくなる場合があります。
冬剪定の時期は樹木による違いが大きく、早い場合には10月~11月頃、遅い場合には新芽の出る前の3月頃に行います。
冬剪定は夏剪定とは違って樹木が成長していない時期を狙います。
そのため、日照や通気性の確保よりも春に成長したときに美しく育つように形を整えることを重視します。
作業メニュー「刈り込み」(生垣の剪定)については、こちらのページです。
生垣の剪定時期の注意点
生垣の剪定は夏と冬に2回ありますが、どちらも実施すれば良いというわけではありません。
夏剪定も冬剪定も実施可能な時期も長いので、いつでも良いと思ってしまうかもしれません。
しかし、時期を逃してしまうと生垣の状態が悪くなります。
ここからは剪定時期の選び方の注意点をご紹介します。
樹木の性質に合わせて剪定時期を選ぶ
生垣を剪定する時期は生垣に使用している樹木の性質や種類に合わせて選ぶことが重要です。
樹木の種類によって生育期・休眠期のどちらに剪定するのが適しているかは異なります。
両方の時期に剪定した方が良い場合も、休眠期だけ剪定した方が良い場合もあるので注意しましょう。
例えば、常緑樹の場合には新芽が出る5月より少し前の3月か4月に冬剪定をするのが適切です。
一般的に新芽の時期に大きく成長するので、6月頃には夏剪定をして状態を整えることも必要になります。
夏季に成長した樹木を綺麗にする目的で10月頃にも剪定をするのが理想的です。
落葉樹の場合には11月~3月の冬剪定だけで済ませられます。
落葉した後に枝の剪定をして来年の春に備えるのが基本です。
冬剪定で枝を十分に落とせていなかった場合には夏剪定で整えることもあります。
花芽が出た時期と開花中は適さない
生垣には花が咲く樹木もあります。
花が咲く樹木の場合には開花の時期を考慮して剪定するタイミングを決めるのが大切です。
基本的に花芽が出始めたら剪定には適していません。
春先に花が咲く場合には冬剪定を早めに済ませる必要があります。
開花中もみすぼらしくなった花を落とすくらいであれば問題ありませんが、花期が終わるまでは樹木が弱りやすいので剪定には適していません。
花が咲く樹木で生垣を作った場合には注意した方が良いでしょう。
年3回以上の剪定をしても良い
夏剪定と冬剪定以外の時期に生垣の剪定をしても問題ありません。
美しい生垣を保つには年1回や年2回の剪定では十分ではない場合もあります。
生垣のデザインや美しさに対するこだわりに応じて、軽微な剪定を年に数回おこなうと納得の生垣を維持できます。
真夏や真冬は樹木にとって過酷な時期のため、過度な剪定は避けた方が良いですが、微調整の剪定をするくらいであれば大きなトラブルになることはありません。
見栄えが悪くなったと気づいたときに追加で剪定をし、美しい状態を保ちましょう。
生垣の剪定を業者に依頼するときの費用相場
生垣の剪定はDIYよりも、専門業者に依頼する方がいいでしょう。
生垣の剪定は専門的な知識が必要で、樹木の種類や状態に合わせておこなう必要があるからです。
生垣の剪定を業者に依頼すると費用がかかりますが、どのくらいの金額が相場なのでしょうか。
生垣の剪定は料金体系が単価制・日当制(時間制)のどちらかを取り入れている業者がほとんどです。
ここではそれぞれの費用相場と、追加料金が必要になるケースについて紹介します。
単価制の費用相場
単価制の場合、費用設定が業者によってかなり違いがあります。
生垣の高さと広さに合わせて単価が決まる場合がほとんどです。
5㎡の生垣の場合に、1m未満の高さでは2,000円~4,000円程度。
1mから2mでは4,000円~7,000円程度。
2mから3mでは6,000円~10,000円が相場です。
広さに応じて一律で単価が決まるのでわかりやすい料金体系でしょう。
日当制(時間制)の費用相場
日当制の場合、1日または半日ごとに1人あたりの単価が定められているのが一般的です。
業者によっては1時間あたりの単価を決めているケースもあります。
作業量が増えるほど費用が高くなるため、どのくらいの時間の作業を依頼する必要があるかを業者と相談して決めなければなりません。
一般的な費用相場は1人1日で15,000円程度ですが、地域によって人件費が違うので10,000円程度で済むことも、30,000円くらいになることもあります。
追加料金の種類と相場
生垣の剪定を業者に依頼するときには剪定そのものにかかる費用とは別に料金を請求されることがあります。
見積もりを取ったときに料金の詳細を確認して、後から追加料金を請求されないように気をつけましょう。
追加料金としてよくあるのは以下の4つです。
・出張費用 ・駐車料金 ・ごみ処理費用 ・消毒費用 |
・出張費用
出張費用は自宅までの交通費と移動時間分の人件費です。
地域ごとに出張費用が定められていたり、一律料金を設定して対応エリアを制限していたりする場合があります。
数千円程度が出張費用の相場です。
・駐車料金
駐車料金は駐車スペースを確保できない場合に請求される場合があります。
近隣のコインパーキングなどを利用する費用で実費請求が一般的です。
地域によって駐車料金の相場は異なりますが、1日あたり数百円から千数百円程度です。
・ごみ処理費用
ごみ処理費用は生垣の剪定で出たごみを業者に処分してもらうときにかかる費用です。
45Lサイズのゴミ袋1つで1,000円くらいが相場になっています。
業者に依頼せずにご自身で処分することも可能なので、費用を抑えたいときには検討してみましょう。
・消毒費用
生垣の消毒を剪定と併せて依頼した場合には消毒費用がかかります。
害虫駆除を目的として消毒を実施する場合には1mあたり500~1,000円程度の追加料金を負担することになります。
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生垣は夏剪定・冬剪定を樹木の種類と性質に合わせて実施するのが大切です。
樹木の状態によって適切なタイミングが違うので、プロに相談して剪定時期を見極めてもらうと安心でしょう。
植木ドクターでは生垣の剪定の対応実績も多数ございます。
生垣の種類に合わせ、適切な剪定方法をご提案させていただきます。
ご相談やお見積りは無料ですので、お気軽にお問合せください(^^)/
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