生垣の手入れはどうする?剪定・伐採方法について徹底解説!
生垣が伸びっぱなしになってお困りではありませんか?
どのように手入れをすればいいのか、伐採するにはどうしたらいいのか、道具はどう使うのか・・・
この記事ではそんな疑問を解決する為、生垣の剪定方法や伐採方法について詳しく解説します!
目次
剪定する?伐採する?
まず、伸びっぱなしの生垣を剪定するか伐採するかを決めましょう。
剪定(せんてい)とは
剪定とは、木そのものではなく枝や葉を切り、木の生長を促したり樹形を整えるお手入れをいいます。
木が枯れたり、病気や害虫を防ぐ効果もあります。
剪定をすれば風通しが良くなり、見た目もよくなります。
伐採(ばっさい)とは
伐採とは、木を切って倒す作業をいいます。
生垣を伐採する目的は様々ありますが、主に近隣や歩行者などに迷惑がかからないようにする為に行うことが多いです。
生垣が自宅側でなく、道路側に伸びていると、折れた枝などが歩行者、自転車を乗る方などに危険を及ぼす恐れがあります。
生垣を剪定する時期とオススメの頻度
生垣の剪定は、強剪定を年に1回と、弱剪定を年1~2回行うと美しい樹形を保つことができます。
時間を取るのが難しい場合は、最低限、年1回の強剪定だけでも行うといいでしょう。
強剪定とは・・・不要な枝や葉を大胆に切る方法
弱剪定とは・・・樹形を整えたり、日当たりや風通しを良くする方法
剪定は時期を誤ると木が枯れる可能性があるので、注意が必要です。
剪定に適する時期は、常緑樹、落葉樹、花を楽しむ垣根により異なります。
以下の一覧で、ご自宅の生垣がどれであるか確認して、後に記載する剪定に適した時期をチェックしてみてください。
生垣の分類 | 樹の種類 |
常緑樹 |
コニファー シルバープリペット ベニカナメモチ(レッドロビン) トキワマンサク ツバキ イヌマキ アベリア ハナチョウゲ |
落葉樹 |
ドウダンツツジ ユキヤナギ |
垣根の花を楽しみたい場合は、剪定時期の見極めが若干難しいです。
花芽を切らない剪定が必要で、植物の種類により剪定に適する時期が異なるからです。
剪定をしつつ、確実に花を咲かせる為にはプロの判断が必要なので、業者に依頼することをオススメします。
常緑樹の剪定タイミング
ほとんどの生垣は年中葉を付ける常緑樹です。
常緑樹の剪定は弱りやすい真冬や真夏は厳禁です。
葉が減ると光合成ができなくなり、最悪、枯れてしまう恐れがあります。
新芽が伸びてきたら剪定を始めるのがいいでしょう。
剪定の強さ | 剪定タイミング |
強剪定 |
3~4月上旬 6~7月上旬 |
弱剪定 | 9~10月 |
落葉樹の剪定タイミング
落葉樹は、落葉後が良い剪定時期です。
休眠期に入った冬の間に剪定をしましょう。
軽い剪定を行う場合、暑くなる前に風通しを良くする為に枝を透きます。
剪定の強さ | 剪定タイミング |
強剪定 | 12~2月 |
弱剪定 | 6~7月 |
生垣を伐採する時期
生垣の伐採に適する時期というのは特にありません。
しかし、生垣の伐採目的によっては時期を考慮する必要があります。
そのようなケースを2パターンご紹介します。
植え替えをする場合は、植え替える樹木によって変わる
生垣を伐採し、その場所に新たに木を植えたい場合は、新たに植える木のことを考えて時期を設定する必要があります。
樹木により植え替えに適した時期があるので、それに合わせて伐採をしましょう。
新たな木を植えるには、伐採後に抜根も行います。
支障木や近隣に迷惑がかかった場合はすぐに伐採
お庭の景観を変えたい、リフォームをしたいという場合はやりたい時期に伐採するのが一番です。
しかし、支障木になっている場合は別です。
近隣の方や、歩行者、車に迷惑がかかってしまうこともあるので、早急に伐採をしましょう。
生垣を剪定する方法
生垣を剪定する際、押さえておきたいポイントは以下の3つです。
・新芽は切り落とさない ・枝が混み合っている場所は古い枝を切り、透かす ・樹形に合った切り方をする |
新芽とは、これから伸びてくる若い芽のことを指します。
古い枝に比べ、緑色で柔らかいので見分けやすいと思います。
新芽を切りすぎると枯れてしまう恐れがあるので、新芽が出ている上の古い枝を切り落としましょう。
また、枝が混み合いすぎて風通しが悪くなっている場所は、枝を落とし、透かしていきます。
葉が何枚にも重なっている部分や、全く奥が見えないほど枝が密集している部分は優先して切っていきましょう。
見た目を良くする為には植物に合わせた樹形に整えることも大切です。
植物ごとの合う樹形のタイプは以下の通りです。
水平の樹形が合うタイプ | 自然樹形が合うタイプ |
トキワマンサク ベニカナメモチ ドウダンツツジ イヌマキ ハナチョウゲ ツバキ |
シルバープリペット コニファー アベリア ユキヤナギ |
水平に形を整える樹形は、刈りバサミ、または剪定バリカンを使用します。
自然樹形は枝の1本1本を切る作業の為、基本的に剪定バサミを使います。
続いて、それぞれの具体的な剪定方法について解説します。
【水平に整える】刈りバサミを使う
刈りバサミは利き手ではない方の手を動かすのがポイントです。
利き手を固定することにより、切り口がまっすぐになって美しい仕上がりになります。
表面が平に見えるように全体を見渡しつつ、均一に切りそろえていきましょう。
切る順は生垣の側面からで、下から上へ切っていきます。
下の端から横に向かって進め、徐々に上へ上がるようにするといいでしょう。
最後に生垣の上面を切って高さを整えます。
高さを切りそろえる際は、ガタガタにならないように糸を張ると定規代わりになります。
【水平に整える】電動バリカンを使う
電動バリカンを使う場合は事前に太めの枝を剪定バサミで切っておきます。
電動バリカンで太めの枝を切ってしまうと、刃こぼれの原因になるからです。
太い枝を切り落としたら、電動バリカンで樹形を整えます。
始めは生垣の側面からで、垣根の株元から上へ撫でるようにバリカンの刃を滑らせて表面を削ります。
側面を削り終えたら高さを揃えます。
糸などを使って目印を作ると綺麗に仕上がります。
【自然樹形に整える】剪定バサミを使う
自然樹形に整える切り方は、1本1本を剪定バサミで剪定します。
表面を切り揃えるより、不要な枝を透かしつつ長さを詰めていくと自然な樹形にまとまります。
内側に伸びている枝や葉が混み合っている枝は優先して切り落とし、1年前の樹形へ戻すイメージで切っていきます。
なお、コニファーの剪定をする場合は仕上げに切り込みバサミやバリカンで表面を整えると綺麗になります。
生垣を伐採する方法
生垣を伐採する手順は、まず木を倒す方向を決めます。
向きを決めずにどんどん切っていくと、怪我や事故に繋がる恐れがあるからです。
倒したい方向が決まったらその方向へロープを張ります。
続いてメインとなる伐採の作業です。
まずは木の途中で切り落とし、高さを短くするところから始めます。
根元から切り始めると、その後の処理が大変になるからです。
次に根元から10cmほどの部分を切ります。
この際、単純に切るのではなく、まずは倒したい方向に”くの字”に切り込みを入れます。
くの字で切った部分の反対側から木の中心過ぎあたりまで刃を入れます。
後はくの字に切れ込みを入れた方向に力を入れて倒します。
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