【7月~12月】日本芝(高麗芝)の月ごとのお手入れ方法
芝生は1年を通じたお手入れカレンダーにそってメンテナンスをすると、美しく保つことができます。
日頃のお手入れさえしっかり行っていれば、雑草や病害虫の被害は少なくなります。
芝生の生長がない時には雑草を抜く、芝生の生長が旺盛な時には肥料やり・水やり・伸びた葉を刈り込むというサイクルでお手入れをしましょう。
そうすることにより、雑草や病害虫を防ぐことが可能です。
この記事では日本芝(高麗芝)の7月~12月のお手入れ方法をご紹介します。
綺麗な芝生を維持すめ為、ご参考になさってくださいね。
日本芝の月ごとのお手入れ方法
健康な芝生を維持するには、月ごとに適したお手入れをすることが大切です。
ここでは月ごとのお手入れ方法をご紹介します。
【7月】
7月は芝生の全盛期に入ります。
梅雨明けは日差しが強くなるので水不足にならないよう、こまめに刈り込みをし、美しい芝を楽しんでください。
密度も更に高まりますが、密度が高い綺麗な芝は特に病害虫に注意しなければなりません。
変色や密度の変化に気づいたら、早めに対処しましょう。
気温が高く日差しが強い時は資材散布は避けてください。
資材散布後に強い日差しにさらされると、葉焼けといった傷みが発症する恐れがあります。
資材を散布する際は朝早い時間か夕方の涼しい時間がいいでしょう。
芝刈りは刈り高15~20mm程を目安に行います。
週に1度のペースで行うのが理想的です。
水やりは雨が多く降る場合は必要ありませんが、梅雨が明け、晴天の日が続いたら1、2日おきに散水しましょう。
少量の水を頻繁にまくのではなく、たっぷり水をやって地面に染み込ませておくことがポイントです。
最高気温が30℃を超えると水不足のサインが出やすくなります。
葉が細く、丸まって黒ずんだら水不足のサインですので、そうなる前に水を与えてあげてください。
水不足は光合成の不足やストレスにより病害虫その他の障害を発生させるリスクが高まるので注意しましょう。
【8月】
8月はシーズン中に最も芝生に勢いがある時期です。
コツコツと芝生の手入れをしていれば、その成果が出て美しい姿を見せてくれます。
ただ、35℃以上の晴天が続くような猛暑だと、夏バテを起こしてしまうこともあります。
水切れや肥料切れに気を付けましょう。
水やりは芝生の様子を見つつ、1~2日に1度を目安に行ってください。
雨がよく降る場合は、散水間隔を空けて問題ありません。
肥料は用量の範囲で行ってください。
製品によって毎月与えるものや、月に2、3回与えるものなどがあるので、説明書をご確認ください。
即効性のあるものを求めるなら、液肥を選びましょう。
粒状肥料を使った際は水を必ずたっぷりとまいてください。
芝刈りは15~25mmを目安に行います。
芝生の生長が旺盛なので週に1度のペースで芝刈りをするのが理想的です。
【9月】
9月に入ると芝生の勢いは若干衰えてきます。
放っておいていいというわけではないので、刈り込み、施肥、水やりなどは行いましょう。
手入れをきちんと行えば、その分美しい芝生を長く楽しむことができます。
また、9月に行う手入れからは来年春の立ち上がりに影響する為、大事な時期です。
しっかりと栄養を蓄えさせて病害虫の被害が大きくならないよう、気を付けましょう。
芝刈りについては、まだまだ旺盛に生長しますので週1回のペースで行うといいでしょう。
伸びすぎないよう、芝刈りを繰り返します。
なお、芝生のシーズン中は様々な病害虫が発生する恐れがあります。
常に何らかの害虫がいるということを前提に、芝生の状態をよく確認しておきましょう。
【10月】
10月は芝生がシーズンを終える為の準備の時期です。
芝生の生長が衰えてくると、興味が薄れてきてしまうかもしれませんが、楽しませてくれた芝生が休眠期をきちんと迎えられるよう、お手入れをしてあげてください。
秋の手入れというのは来年の立ち上がりにも影響するので、施肥や病害虫の対策をしっかり行いましょう。
芝刈りについては、週1ペースだったのを10日~2週間に1度程度でも問題なくなります。
生長の具合は気候や施肥、散水の頻度などによりますので、様子を見つつ芝刈りの頻度を調整してください。
10月下旬~11月初旬は今シーズン最後の芝刈りである”刈り止め”をします。
少し長めにしておくと冬の寒さや霜から根を守る力が高まります。
また、秋は実りの季節ですから雑草も穂を付けているものがあります。
種を落とされる前に早めに草抜きをしておきましょう。
手作業では抜き取りが難しい雑草は除草剤で駆除することをオススメします。
水やりは様子を見つつ、頻度を下げてください。
どんどん生育する時期とは異なり、芝生を落ち着かせる時期ですから、水やりもそれなりのペースで問題ありません。
秋は病害のリスクも高くなるので常にジメジメとした表層だとよろしくありません。
表層はジメジメせず、根には水分がある、という状態がいいでしょう。
【11月】
11月には芝生の生長はほぼ止まります。
芝生の色付きが衰えると見る楽しみが減るのでお手入れをさぼりがちになりますが、来年の為にもしっかりメンテナンスをしましょう。
ちなみに冬でもグリーンを維持する為に着色剤を塗布するという方法があります。
着色剤はあまり退色が進んでいない内に施工することをオススメします。
退色が進んでからだと色の乗りがあまり良くならなくなるからです。
雑草については穂を出しているものもあるので、早めに抜き取りましょう。
芝生が色褪せてくると雑草の判別もしにくくなるので早めの対処が肝心です。
多年生雑草や根でタイプは除草剤での駆除がいいでしょう。
土壌処理効果がある除草剤をまくと、冬雑草の発生を抑えることができるのでオススメです。
水やりは基本的に必要ありませんが、過度に乾燥しないように注意してください。
特に”春はげ症”や”立ち枯れ病”といった春に発症する病気が例年発生している芝生だと、秋から冬にかけて過度に乾燥し、病気を助長する恐れがあります。
また、ほとんどの肥料が遅くても11月が年内最後になります。
気温が下がれば下がるほど、肥料吸収が衰えますので、9月、10月にあまり肥料を使っていない場合は早めに肥料を与えておきましょう。
秋にまく肥料は来年の春の立ち上がりに大きく影響するので、できるだけ栄養を与え、休眠させてあげてください。
【12月】
12月になると芝生はほぼ休眠状態に入り、枯葉が急激に増えます。
手入れの必要もほぼなくなり、そっとしておいた方がいい時期です。
冬雑草が生えていたら抜くぐらいでいいでしょう。
庭木が大きくなり、木陰による芝生への影響が気になるのであれば、冬の間に剪定をしておくことをオススメします。
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