【1月~6月】日本芝(高麗芝)の月ごとのお手入れ方法
芝生というのは他のガーデニングと同じように、手入れを怠ると雑草が生えたり、枯れたりします。
密度のある綺麗な芝生にする為には、日当たりや排水性など環境の他、日頃の手入れが非常に大切です。
芝刈り機を使ったり、水やり除草などを年間を通し、コツコツとまめにやり続ければ、青々とした美しい芝生を維持し続けることができます。
手入れの頻度や方法は芝生の種類や時期によって異なります。
そこで今回は日本芝(高麗芝)の月ごとのお手入れ方法を1月~6月まで詳しくご紹介します。
綺麗な芝を維持する為に、参考になさってくださいね。
日本芝の月ごとのお手入れ方法
元気な芝生を維持する為には、時期ごとに適切なお手入れをすることが重要です。
ここでは月ごとのお手入れ方法をご紹介します。
【1月】
1月は日本芝が最も休眠する時期ですので、ほぼお手入れは必要ありません。
ところどころ生えてくる冬雑草を抜いておけばいいでしょう。
9月以降に芝生用着色剤を施工しているなら、上塗りをしておくと発色が良くなります。
積雪や霜が心配かもしれませんが、日本芝は完全休眠するので特に問題はありません。
一つ注意したいのは、霜が降りた時は芝生を踏まないようにしましょう。
特に霜柱が立っている時に踏んでしまうと氷柱で根が痛む可能性があります。
冬枯れした芝生は保温の役割があるので、霜柱や冷気、霜による根の痛みを防ぎます。
その為、冬枯れした芝は刈らずに残しておきましょう。
作業メニュー「トータルメンテナンス」については、こちらのページです。
【2月】
2月はまだ芝生は休眠中ですが、そろそろ起こす準備をしていい時期です。
芝生を活性化する為の更新作業を行い、春の発芽を促すと、立ち上がりが早くなり、シーズンを長く楽しむことができます。
更新作業は、冬枯れした芝の低刈り、または芝焼き。
枯れて腐った葉を取り除くサッチング。
ローンスパイクやローンパンチ、ガーデンスパイクなどを使うエアレーション。
施肥などを行いましょう。
【3月】
この頃になると日本芝の茎が起き上がり、新芽が出始めるようになります。
2月に更新作業を行っていない場合は早めに行いましょう。
更新作業の内容については2月に記載したものと同様です。
雑草も生えてくるので、見つけたら早めに抜いてください。
少しでも早く立ち上げたいという場合は、2月初旬から有機酸を含む資材を散布すると、発育促進の効果が望めます。
ただ、土壌環境、気候、肥料の与え方などによっては思っているほど効果が得られない可能性もあります。
また、暖地では芝張りや部分的な張り替えが適する時期に入ります。
しかし、3月も寒さをぶり返すことがありますので、長期予報を見て気温が高くなるタイミングで行いましょう。
張り替えをする場合、必ず古い芝を剥がしてから行ってください。
古い芝生の上に土を被せて芝張りをすると、キノコが映える恐れがあります。
【4月】
4月は緑化が一気に進み、日が経つごとに緑が増えてきます。
ただ、気温が上昇するにつれ、害虫や病原菌の活動も活発になります。
その為、病害虫が発生しにくい環境づくりが大切な時期です。
変色や枯れ、密度の低下など変化が生じていないかこまめにチェックしましょう。
害虫かな?と思ったら、早めに殺虫剤で対処してください。
また、2月・3月で更新作業をした芝生の生育を促す為には、栄養をしっかり与えることがで大切です。
有機酸を含む資材には根の成長を促す効果があるので、そのような資材を肥料と併用することで病害虫の予防にもなります。
4月は雑草の勢いも一段と増してきます。
気が付いた時には大きくなっていた、ということもあるので、こまめに様子を見て雑草を見つけたら抜くようにしましょう。
除草剤を使用する場合には、雑草の発芽を抑える為、土壌処理効果がある製品がオススメです。
なお、芝生の成長スピードも上がってくるので、必要に応じて芝刈りをしましょう。
芝刈りは早い分には問題ありませんが、遅いと芝生に負担がかかったり、軸刈りなどといった問題も生じる恐れがあります。
早いうちから芝刈りしておくことで、密度の上昇も早くなります。
作業メニュー「トータルメンテナンス」については、こちらのページです。
【5月】
5月はほぼ新芽が全面的に生えそろいます。
芝生のグリーンが目で楽しめる時期になりますが、同時にこまめな芝刈りが必要です。
週1回ペースで行うといいでしょう。
芝生の成長はムラができやすいものです。
伸びている所を基準にして芝刈りをすると、軸刈りの心配が減ります。
また、雑草もグングン生えてくるようになるので、見つけたら抜いていきましょう。
手作業で対応しきれない場合は除草剤を散布がお勧めです。
他にも密度が低いところがあれば目土入れをしましょう。
踏圧などで凹んでいる場所、ほふく茎が露出している場所、密度の低い場所があれば目土を被せ、保護したり凸凹を修正してください。
芝生の土壌に穴をあける”エアレーション”を1、2ヵ月に1回のペースで行うと芝生の活性化に繋がります。
最高気温が25℃くらいになってくると雨の降り方によりますが水不足になることがあります。
降水量が少ない地域や晴れの日が続いた場合には水やりをしてあげてください。
水不足だと光合成ができなくなってしまうので、成長しにくくなったり病害虫のリスクが高まります。
また、芝生の成長が活発になっているので適切に肥料を与えてください。
一般的に肥料というと、『チッソ、リン酸、カリ』の三大要素を指すことが多いのですが、植物には多様な栄養素が必要です。
それらが欠乏することがないよう、有機資材や微量要素肥料などを組み合わせるようにしましょう。
【6月】
更に芝生の生育が活発になり、本格的なシーズンになります。
梅雨の時期なので晴れ間を逃さずに芝刈りなどの手入れをしましょう。
気温が上がって30℃以上の日が続くと、資材の焼けや農薬の薬害が発生しやすくなります。
気温の高い日は炎天下での資材散布はせず、朝や夕方などの涼しい時間帯を選んでください。
芝刈りは刈り高15~20mmを目安に行ってください。
本格的なシーズンに突入するとぐんぐん伸びますので、週1回のペースで芝刈りをしましょう。
また、空梅雨で晴天が続いてる場合は様子を見て水やりをしてください。
反対に長雨になる場合の注意点としては、施肥の散布を控えてください。
せっかく撒いた肥料が雨によって流れてしまう恐れがあります。
芝生のシーズンは常に害虫に警戒しましょう。
芝生の成長によって食害の方が大きくなると被害が目立ちます。
健康的な芝生を維持することで、芝生に害虫を好む成分が蓄積しにくくなります。
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日本芝は時期ごとに様々な対応が必要です。
綺麗な芝生を維持する為には、適切な判断をしなければなりません。
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