月桂樹(ゲッケイジュ)の剪定は年2回!害虫予防には間引きが必須?
今回は「月桂樹(ゲッケイジュ)」の剪定のポイントや育て方・お手入れ方法について解説していきます。
月桂樹の主な特徴は下記です。
・乾燥に強く初心者でも育てやすい庭木 ・成長スピードが早く年に2回剪定が必要 ・剪定をしないと病気や害虫が発生しやすい |
初心者でも育てやすい庭木であるものの「剪定の重要性」は他の庭木よりも高いです。
この記事を読んで、月桂樹の剪定のポイントなどを頭に入れていきましょう!
目次
月桂樹(ゲッケイジュ)の剪定ポイントは5つ
月桂樹(ゲッケイジュ)の剪定におけるポイントは3つあります。
①春と秋の2回剪定をする ②希望するサイズに合わせて高さを調整 ③内側の密集を改善 ④病気や害虫のチェックもあわせて ⑤地植え前の剪定は控える |
成長が早い上に、10m程度まで成長することもある月桂樹は「高さを抑えること」も大事な作業です。
あまりに樹高が高くなると、お手入れが大変になってしまうでしょう。
また、広い庭であればよいのですが、隣の家との距離が近い場合には高さは抑えておきたい場合が多いと思います。
それぞれの庭にとっての最適な高さとなるよう、忘れずに剪定を行いましょう。
月桂樹(ゲッケイジュ)の剪定ポイント①春と秋の2回剪定をする
剪定は「春の3〜4月」と「秋の9〜10月」の年2回必要です。
時期がずれてしまうと、生育が悪くなってしまうため、タイミングは守るようにしましょう。
月桂樹は成長スピードが早いため、年に1回の剪定では不要な枝が密集してしまったり、手入れがしづらい高さまで成長してしまったりするため、2回の剪定が必要です。
全体のバランスと生育状況を確認しながら、剪定を行ってください。
月桂樹(ゲッケイジュ)の剪定ポイント②希望するサイズに合わせて高さを調整
月桂樹は大きいものでは10m程度まで成長する庭木なので、ご家庭によっては「それでは大きすぎる・・」と感じるでしょう。
また、剪定や手入れを行う際に高所作業となると、落下や転倒の恐れがあり危険です。
「幹の高さが伸びてきた」と感じたら、てっぺんに近い部分の枝分かれを根本から切り落として高さを調整してください。
また、月桂樹の新芽は6月頃からでき始めますが、その部分を切っておくことでも高さを抑えることができます。
切り戻し剪定と併用して行いましょう♪
月桂樹(ゲッケイジュ)の剪定ポイント③内側の密集を改善
月桂樹は成長スピードが早いため「内側が密集しやすい」ため、間引き剪定の重要性が高いです。
枝や葉が密集していると、病気や害虫の被害が発生しやすいため、風通し・日当たり共に良い状態まで間引きを行いましょう。
・内側に伸びている枝 ・枯れてしまった枝や葉 ・密集しすぎている部分 |
これらを改善することで、病気・害虫の被害予防の他に、生育を促進することもできます。
植物にとって光合成は生きていく上で必須なもの。
健やかに成長していけるように整えてあげてください。
月桂樹(ゲッケイジュ)の剪定ポイント④病気や害虫のチェックもあわせて
枝や葉が密集しやすいため、剪定の際は「病気や害虫の被害がないかチェック」することが大切です。
月桂樹で被害が多いのは「すす病」と「カイガラムシ」なので、葉の状態やカイガラムシなどの害虫が月桂樹についていないか確認しましょう。
すす病
樹木の葉や枝に「黒いすす」がついて、光合成を阻害してしまう病気です。
黒いすすの正体はカビで、葉や枝が密集している箇所に発生しやすいため、間引き剪定が予防対策になります。
剪定を行う際は、ただ切り落としていくのではなく葉や枝に黒いすすがついていないか確認しながら作業を行いましょう。
病気が発生している部分を切り落としても、他の箇所に病気が及んでいることもあります。
また、すす病の原因となる病原菌はアブラムシなどの排泄物を栄養にして増えていくため、害虫がついていないかも合わせて確認する必要があります。
弊社では害虫駆除も承っていますので、病気や害虫を発見したらすぐにご連絡ください。
カイガラムシ
カイガラムシは樹液を吸うため、月桂樹の生育が悪くなってしまいます。
また、成虫まで大きくなると、ロウ質に覆われるため農薬が効きません。
駆除作業がしづらくなってしまう厄介な害虫です。
しかし!幼虫の姿であれば農薬は効きます。
5〜7月頃の幼虫の時期に発見し、駆除を行いましょう。
年2回の剪定の際に成虫のカイガラムシを見つけたら、その都度ブラシで落としておくと、被害を最小限にとどめることができます。
月桂樹の生育に関わる大事な作業になるので、忘れずに作業を行ってください!
月桂樹(ゲッケイジュ)の剪定ポイント⑤地植え前の剪定は控える
苗木を購入した後、植え付けまで期間がある場合でも、地植え前の剪定は控えましょう。
植え付け前に剪定を行うと、植え付けた後に必死に成長をしようとして逆に枯れてしまう恐れがあります。
「枯れている枝や葉が気になる」という場合でも、植え付けて根付くまで剪定は控える必要があります。
根付いたことを確認したあとに、適宜除去を行うようにしましょう。
【育て方】月桂樹(ゲッケイジュ)の育て方
月桂樹は、耐暑性・耐寒性共にあり、乾燥にも強い庭木です。
耐暑性 |
◎ |
耐寒性 |
◎(マイナス8℃程度までOK ) |
乾燥 |
◎ |
他の樹木と比べて、土質を選ばないことから初心者にも育てやすい庭木となっています。
しかし、病気や害虫の被害を防ぐためには「日当たりと風通しの良さ」は必須です。
庭の中で良好な環境の場所を選定し、植え付けを行いましょう。
植え付け・植え替えの際は根を大事に
月桂樹の植え付けは「春の4月」か「秋の9月」が最適です。
根が傷つきやすいため、植え付けや植え替えの際は扱いに注意しながら作業をしましょう。
ダメージを与えすぎると、根付く前に生育が止まってしまうこともあります。
そっとポットや鉢から取り出して、穴に埋め、たっぷり水をあげてください。
地植えでの水やりは必要ない
地植えで育てる場合、基本的に水やりは必要ありません。
下記のようなケース以外は、自然の雨のみで成長ができます。
・植え付けを行ってから1年半〜2年程度 ・1週間以上雨が降らない日が続いた ・猛暑日が続いた |
植え付けを行ってから根付くまでは特に水が必要になります。
表面の水が乾いたら水をたっぷりあげましょう。
肥料は1〜2月に
肥料は有機質肥料を1〜2月に与えましょう。
この時期に肥料を与えることで、徐々に土に浸透し、春に活動をスタートさせる時の元気を蓄えることができます。
春からの生育に必須になるので、忘れず与えることが重要です!
【東京都】月桂樹(ゲッケイジュ)の剪定は弊社にお任せください!
今回は月桂樹の剪定のポイントや育て方・お手入れ方法について解説してきました。
月桂樹を育てている皆さん、これまで行っていた剪定はポイントを抑えることができていましたか?
【剪定のポイント】 ①春と秋の2回剪定をする ②希望するサイズに合わせて高さを調整 ③内側の密集を改善 ④病気や害虫のチェックもあわせて ⑤地植え前の剪定は控える |
弊社では月桂樹の剪定を承っています!
樹高が高く成長する月桂樹の剪定は、落下や転倒の恐れがあり危険です。
「高所での作業が怖い」という人は、気軽にご依頼ください♪
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