【冬のお庭】お手入れでよく聞かれるお悩み3選|解説&解決策をご紹介!
みなさんこんにちは!
植木ドクターの植木屋コラムです。
前回ご紹介した、「【落葉樹の冬支度】葉が落ちきったらやってほしい植え替えの方法〜小さく育てたい方も必見〜」の記事はご覧いただけましたか?
\まだの方は是非ご一読ください!/
【落葉樹の冬支度】葉が落ちきったらやってほしい植え替えの方法〜小さく育てたい方も必見〜
目次
冬の間の常緑樹のお手入れは何をしたらいい?
冬(11月〜2月)に常緑樹の剪定は避けて!
前回の記事で冬の落葉樹のお手入れで、冬の間に剪定などのお手入れをしましょう!とご紹介しましたが、常緑樹も冬に剪定で良いのでしょうか?
実は、一年中葉をつけ続ける常緑樹は、葉に栄養分を蓄えて冬を越すので、冬に大規模な剪定を行なってしまうと栄養が不足し冬を越せなくなってしまいます。
そればかりか、春に葉や花、実をつけられなくなってしまうこともあるため冬はそっとしておくことが最善となります。
そうは言っても夏の間に青々と伸びた枝、生い茂った葉っぱが多い場合には、軽めの剪定で形を整えてあげましょう。
軽めの剪定であれば問題ありません。
過去の記事の中に常緑樹の種類別に適した剪定時期をご紹介した記事もありますのでご覧ください。
オリーブを育てている方はこちら
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常緑樹は寒さに弱い?冬囲いで越冬させよう
常緑樹の苗木を植えた年の越冬には、通気性のあつもので苗木全体を囲う「冬囲い」で寒さ対策をしましょう!
特にレモンやライムといった柑橘類は寒さに弱いため、毎年しっかりと囲いましょう。
プランターの場合は家の中に入れてあげるのもおすすめです。
冬囲いにおすすめの素材はワラや不織布。
ビニールで覆ってしまうときが酸素を取り込めなくなり枯れてしまうので、必ず通気性の良い素材を使用してくださいね。
ワラや不織布を苗全体にふわっと被せたらゆるく縛っておきましょう。
ワラや不織布といった柔らかいものであっても、隙間なくぴっちり被せないよう、あくまでふんわり被せることを意識してください。
鉢植えの場合は適度な水分が重要!
鉢植えやプランターを家の中に入れる場合には、エアコンに当たらない場所に置き、適度に水分を与えましょう。
水の量はたっぷりと。陽が当たり暖かい日中がおすすめです。
そのまま窓際などで日光浴させるのも良いでしょう。
もう雑草に悩まされないためにできることはある?
庭や犬走、駐車スペースなどお住まい周りの雑草にお困りの方も多いのではないでしょうか?
「いつ何をすれば良いのかわからない」
「除草剤の種類が多くて選べない」
「ペットや子供がいて強い薬品は使えないため手作業で抜いている」
など、当社にお問い合わせいただく雑草関連で良く聞かれるお悩みです。
実は秋〜冬にかけて雑草対策を正しく行うことで来春以降の雑草の伸びが格段に違うことをご存知でしょうか?
詳しく解説しますね。
秋・冬は雑草の生育晩期〜立ち枯れ期
雑草の成長を年間で見た時に「春:発生初期」→「夏:生育旺盛期」→「秋:生育晩期」→「冬:立ち枯れ期」という4段階のサイクルで成長します。
時期によって適切な雑草対策を行うことが重要となります。
春に飛んでいた種子が梅雨の雨や夏の日差しをたっぷり浴びてぐんぐんと伸び続ける「生育旺盛期」は抜いても抜いても生えてくる状態。
その雑草が気候の変化により徐々に弱まり成長を止めるのが秋・冬の「生育晩期〜立ち枯れ期」なので、この9月〜1月末頃の間に来春以降に根を残さないように抜根を行うことが重要です。
おすすめの防草対策方法
せっかく抜根を行っても、来春新たに飛んでくる種子が新たに根を張ってしまえば元の木阿弥なので、しっかりとした防草対策が重要になります。
防草対策の一例としては
・土間コンクリート
・防草シート
・砂利しき
などが挙げられます。
土間コンクリートは駐車場や玄関ポーチなどには良いですが、夏の照り返しによる温度上昇も心配ですし、何より大規模な工事が必要になります。
お庭や犬走といったお住まいの周りには砂利しきがおすすめです。
植木ドクターでは防草シート+砂利しきがダントツ人気!
美しい庭を長く保ちたいというお客様の声にお応えし、防草シートと砂利敷きのセット施工をご用意いたしました。
砂利を敷きたい方にも砂利の沈み込みを起こさないために防草シートの施工がおすすめです。
植木ドクターではお庭全般のお悩み解決を得意としており、複数のメニューを同時にご依頼いただくことで、セット価格でのご提案もしております。
防草シートと砂利しきも別々の費用が発生する業者も多いのですが、セットだからこそのお値打ち価格でご提案いたします。
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冬の間の芝生はどう管理する事が正解?
基本的に冬のお手入れは不要
芝生には、「暖地型芝生」と「寒地型芝生」があり、日本芝は暖地型芝生に分類されます。
暖地型芝生は東京より西の地域に向いており、暑さに強く、冬眠します。秋になると黄色くなる芝は暖地型芝生になります。
寒地型芝生は東京より北の地域に向いており、暑さに弱く冬でも青青としていることが特徴です。
日本の気候に適しているのは暖地型になるためここでは暖地型芝生の冬のお手入れについて解説します。
①冬季の手入れはNGです
冬の間は冬眠期間に入るため、芝刈り・水やり・施肥は不要です。
芝刈りを行うことで地面が露出してしまうと、冬の寒さや霜などに負けてしまいます。
枯れた葉が層になり寒さから守る役割を果たします。
掃き掃除や雑草処理をする程度にとどめておくことが冬場の1番のお手入れです。
②雑草処理は継続しましょう
月に1度程度で良いので、雑草処理は行いましょう。
芝生が黄色くなるため、雑草の緑が映え抜きやすくなります。
しっかりと雑草を取り除くことで、春になった時に芝生へ栄養が届くためおすすめです。
③2月下旬になったら更新作業を行いましょう
芝生の活動が始まる2月下旬から行うと良いのは「更新作業」。
春からの芽吹きを助け、密で丈夫な芝生にするために行う大切な作業のことです。
手順としては、
①低刈り
刈高を低めに設定して芝生を短く刈ることを指します。枯れて落ちてしまう分を刈ることで根元まで陽が当たり光合成が進むことで丈夫で密度が高い芝生になります。
このとき気をつけたいことは芝の長さによって刈る高さが変わること。
地面から定規を当てて葉先までの長さ計測しましょう。葉先から1/3以下程度になるよう刈高を設定します。
短くしすぎると芝生の軸(成長点)まで刈ってしまい成長が止まってしまいますので注意が必要です。
②サッチング
冬枯れした葉や古い根が蓄積して層になったものをサッチ層と呼びます。
この層に病害虫が巣をなしてしまったり、水はけが悪くなったりと、芝が枯れる原因になることもあるため、鉄製のレーキを使用しサッチを除去するサッチングを行いましょう。
③エアレーション
土壌改良・発根促進のために芝生の地表に穴を開けることをエアレーションと言います。
踏み固められた土は通気性・排水性が悪くなっているため、エアレーションを行うことで密生した根茎をほぐします。
発根が促進されるため、芝生が若返ります。
④目土入れ
エアレーションをしたところに目土と呼ばれる新しい土を入れましょう。
芝生は硬い土ではうまく育たないため、目土をすることでより効率良く密度の高い元気なしばを育てることができます。
⑤施肥
春の芽吹き時期に向けて肥料を与えることを施肥と言います。
2月下旬〜3月上旬ごろに行いましょう。
東京都でお庭のお手入れは植木ドクターにお任せください!
冬の間に行うと良いお庭のお手入れ3選をご紹介しました。
それぞれに大切な役割があり、自然から身を守る術を植物たちも持っているんだなと感じますね。
全てを個人で行うには限界があると思いますので、そんな時には我々のようなプロ・業者を頼ってください。
植木ドクターでは、季節に合わせたお手入れを行う「トータルメンテナンス」も承っております。
仕事などで忙しく庭の手入れまで手が回らない方や体が思うように動かなくなった方などにも好評いただいております。
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遠方のご実家の管理や不用品の処分なども喜んで承りますので、年末年始に向けての大掃除をご検討されている方もお気軽にご相談くださいね。
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