チャドクガの毛虫が発生!駆除方法・予防方法は?
チャドクガの毛虫が発生していてすぐに駆除したいと思っていませんか?
チャドクガは大量発生してしまうことが多く、非常にリスクが大きい害虫の一種です。
見つかった時は、安全な方法で徹底した駆除をすることが大切です。
この記事ではチャドクガの毛虫の駆除方法を詳しく解説します。
チャドクガの毛虫の発生時期を見越して予防する方法も紹介するので、できることから取り組んで対策しましょう。
目次
チャドクガの毛虫を駆除する4つの方法
チャドクガの毛虫が発生している時には、見えていないところにも沢山いるという意識を持ちましょう。
チャドクガの毛虫は同じ時期に大量発生することが多く、毒針の本数が1匹あたり50万本くらいで刺さったときのリスクが大きいのが特徴です。
安全を重視してチャドクガの毛虫を駆除する方法を順番に見ていきましょう。
①専門業者に依頼する
チャドクガの毛虫が発生していて安全に駆除したいなら、まずは専門業者に依頼することを考えましょう。
チャドクガの毛虫を駆除することは素人では容易ではありません。
チャドクガは卵を密集させて産むこともありますが、広範囲に産むことの方が多いのが特徴です。
つまり、気づいたところだけ駆除しても、他のところにもいて広がってくる可能性があります。
駆除作業をしている最中に毒針が飛散して刺さってしまうリスクもあるため、安全装備をして駆除することも必要です。
チャドクガの毛虫は毒針のある毛を飛散させる習性があり、チャドクガの毛虫自体が肌に触れなかったとしてもかぶれてしまうリスクがあります。
駆除作業自体のリスクが大きいので、専門業者に安全な方法で駆除してもらうのがベストです。
作業メニュー「害虫駆除、消毒」については、こちらのページです。
②固着スプレーを使う
チャドクガの毛虫の駆除には固着スプレーを使うといいでしょう。
固着スプレーとは噴霧することでチャドクガの毛虫などを枝葉に接着させることができるスプレーです。
噴霧するだけで固着するので、噴霧を終えたら枝葉ごと切り落として捨てれば駆除できます。
固着スプレーはホームセンターでも通販でも購入可能です。
なお、チャドクガの毛虫を固着させて捨てるには時間がかかるだけでなく、飛散された毒針によるダメージを受けるリスクもあります。
防護を重視して長袖、長ズボン、手袋、マスク、ゴーグル、帽子といった装備を整えてから作業をしましょう。
③熱湯をかける
固着スプレーを使用する方法は枝葉を切り落とさなければ駆除が完了しません。
枝葉をそのまま残したいときには熱湯を利用することも可能です。
コストを最も抑えられる方法で、目安としては50℃以上のお湯をかけることでチャドクガの毛虫を駆除できます。
ただ、チャドクガの毛虫は高い樹木の葉にいることが多いので、全体に熱湯をかけるのは容易ではありません。
樹木の下からひしゃくなどを使って熱湯を打ち上げるようにしてかけると、熱湯で死んだチャドクガの毛虫が落ちてきて危険です。
正確に樹木全体のチャドクガの毛虫の駆除をすることも難しいので、あまりおすすめはできません。
④殺虫剤を使用する
チャドクガの毛虫に有効な成分が含まれている殺虫剤を使用すれば駆除できます。
殺虫剤の有効性についての表示を見て、チャドクガと記載されている製品を選んで使用しましょう。
殺虫剤は噴霧するだけで良いので駆除作業自体は簡単です。
熱湯と違ってミストになって広がるため、広い範囲のチャドクガの毛虫の駆除に適しています。
ただ、チャドクガの毛虫が発生している場所で殺虫剤を噴霧すると、毒針が飛散するリスクが高いのが問題点です。
きちんと防護できる装備をした上で噴霧することが重要になります。
衣類にも毒針が付着している可能性があるので、安易に触らずに熱湯をかけて無毒化するなどの対応をすることが必要です。
殺虫剤による処理は有効ではあるものの、リスクが高いので経験がない人が安易におこなわない方が良いでしょう。
チャドクガの毛虫が発生する時期
チャドクガが卵から孵化して毛虫になる時期はいつなのでしょうか。
発生の予防時期を検討する上でも重要なポイントになるのでご参考になさってください。
特に4月~10月が発生することが多い
チャドクガの毛虫が発生する時期には寒暖による地域差はありますが、およそ4月~10月です。
早い場合には3月中旬くらいから発生しますが、遅い場合には5月くらいから発生し始めます。
年に2回の発生が一般的
チャドクガの毛虫は年に2回発生するのが一般的です。
最初に4月~6月に発生し、8月~10月になって大量に発生する傾向があります。
チャドクガの毛虫の5つの予防方法
チャドクガの被害を受けないためには予防をすることが大切です。
ここではチャドクガの毛虫の発生を予防する方法を5つ紹介します。
①忌避剤を使用する
チャドクガの毛虫は忌避剤を使用することで予防できます。
チャドクガの毛虫が嫌う成分が含まれている殺虫剤を使用して、毛虫が発生する前から予防対策を始めるのが一般的です。
土壌に散布して根から樹木に浸透させていくタイプと、通常の殺虫剤と同様に枝葉に散布するタイプがあります。
どちらも樹木に忌避剤を浸透させておき、チャドクガの毛虫の幼虫が孵化した後、葉を食べたときに駆除できるようにする仕組みです。
ただし、忌避剤を使用してチャドクガの毛虫を駆除したとしても、毒をなくせるわけではありません。
樹木から落ちてきたチャドクガの毛虫の死骸に触れてかぶれてしまうこともあるので注意が必要です。
②薄めた酢で予防する
お酢を薄めて散布することによりチャドクガの毛虫の予防が可能です。
木酢液として販売されているスプレーを使用すると簡単でしょう。
木酢液は効果の持続性が低いので、散布する感覚を説明書で確認することが必要です。
チャドクガの毛虫の発生時期の少し前から一週間~二週間に一回くらいの頻度で散布を続けることで予防できます。
木酢液は身体に影響がないので、果樹や野菜などを育てているときに安全性を重視したい場合に適しています。
③卵のうちに処分する
チャドクガの毛虫が生まれないように卵のうちに処分する方法もあります。
卵は成虫が産み付けていて、3月~5月くらいになって孵化して毛虫になります。
3月くらいになったら葉の裏側を確認して卵を除去していきましょう。
葉ごと切り取る、あるいは枝ごと切り取ることによってまとめて処分するのが効率的です。
卵の状態であれば毒針がないので、触れてもかぶれてしまうことはありません。
ただ、孵化して毛虫になる寸前の卵の中では毒針ができてきている可能性もあるので、防護装備をして作業をすることが大切です。
④剪定して発生量を減らす
大量発生を防止するという意味では樹木の剪定が効果的です。
ツバキなどのチャドクガが発生しやすい樹木は剪定して、不必要な枝葉を減らしておきましょう。
剪定する過程でチャドクガの卵が付いている葉も減らせます。
3月初頭くらいを目安にして一度剪定をしておくと被害を最小限に抑えられます。
発生量が少なければ鳥や蜂などが食べてくれて被害がほとんどなくなる可能性もあります。
⑤専門業者に予防を依頼する
チャドクガの毛虫の駆除だけでなく、予防対策についても専門業者に依頼すれば安心です。
チャドクガが孵化する前に卵をきれいに取り除いてしまえば毛虫による被害はほとんどなくなります。
3月を目安にして専門業者に来てもらい、チャドクガの卵をすべて取り除いてもらうと安心です。
忌避剤の散布なども依頼することが可能です。
また、チャドクガの毛虫は年に2回発生するのが一般的です。
4月~6月くらいに発生したときには、専門業者に駆除と予防を両方同時に依頼するのが効率的でしょう。
業者の方から予防対策について駆除作業後に提案を受けるときもあります。
ただ、チャドクガの毛虫の駆除と予防を同時に実施して欲しいと伝えて依頼した方が合理的な方法を選んで作業をしてもらえます。
チャドクガの毛虫の予防作業もやり方によってはリスクを伴うので、専門業者に任せるのが安全安心でおすすめです。
作業メニュー「害虫駆除、消毒」については、こちらのページです。
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チャドクガの毛虫の駆除は固着スプレーや熱湯、殺虫剤などを使用して実施できますが、安全性を考慮すると専門業者に任せるのが安心です。
予防対策まで依頼できるので、チャドクガの毛虫による被害をなくすには専門業者が頼りになります。
自分で駆除や予防をしようとすると毒針による被害を受けるリスクがあるのは問題点です。
確実性の高い駆除・予防をするためにも、まずは専門業者に相談してみましょう。
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