【ビワ】剪定のポイントを3つ解説!ジャムにできる実を収穫するには?
今回は「ビワ」の剪定方法や育て方について解説していきます。
・初夏の風物詩 ・オレンジ色の甘味と酸味を味わえる実がなる ・大きく育ててシンボルツリーとして楽しむことができる |
これらの特徴がある樹木です。
ビワの最大の魅力である「オレンジの実」を元気に育てるには、毎年の剪定がとても重要になってきます。
どの時期に、どのように行ったらいいのかについてもお伝えしていくので・・
・これからビワを育てたい
・ビワを育て始めた
・大きなビワが既に庭にある
このような人は、是非今回の内容を参考にして、美味しいビワの実を育てましょう♪
目次
ビワ剪定は8月下旬〜9月に!実の発育を助けるのがポイント!
ビワの剪定は、基本的に「8月下旬〜9月」に行いますが、育て始めで実をつけたことがないビワの木の剪定は2月に行いましょう。
ビワの剪定のポイントは下記の3つです。
①時期を間違えると実がつかない ②ある程度大きさをコントロールする意識を ③日差しが通るように間引き剪定を |
剪定の仕方次第で、発育や実の収穫状況が変わります。
庭の広さや育てる場所によってもポイントは異なりますので、1つずつ確認してみましょう。
ビワの剪定ポイント①時期を間違えると実がつかない
剪定の時期を間違えると、実がつくはずの部分を切ってしまい、実がつかなくなってしまうので注意しましょう。
ビワは冬の11月〜2月に花を咲かせ、小さい実の姿でそのまま冬を越します。
そのあと、5〜6月頃に向けて実を成長させ、収穫を迎えるという周期です。
小さな実や成長している花芽に気づかず、枝を切り落としてしまうと、せっかく栄養を送っていたものが無駄になってしまいます。
基本的に実の収穫が終わり花が咲く準備が始まる前の「8月下旬〜9月」に行い、育て始めで実をつけたことがないビワの木の剪定は2月に行いましょう。
まだ実をつけたことがないビワの木については、2月というタイミングで剪定を行うことで、どこに今後実がなるかがわかるため、誤って切り落としてしまうリスクを減らすことができます。
ビワの剪定ポイント②ある程度大きさをコントロールする意識を
地植えでビワの木を育てると、大きいもので10m程度まで成長していきます。
10mとなると「実の収穫や剪定」は脚立を使っての作業となるので、とても大変です。
転倒による怪我をするリスクもあるでしょう。
そのため、ある程度「大きさをコントロールする意識」をもって剪定を行うことが大切です。
また「ビワを庭に植えると病人が出る」という迷信があるのも、ビワが大きい木に成長することが原因と言われています。
大きく成長するため、家が日陰になってしまい、健康を害すということから言われているようですね。
しかし、それは迷信でしかありませんので安心してください。
・大きく成長しても影響が出ない場所に植える ・毎年の剪定で大きさを抑える |
この2つのポイントを押さえていれば、病人が出ることはないでしょう。
ビワの剪定ポイント③日差しが通るように間引き剪定を
毎年元気な実を育てるには「間引き剪定」が必要です。
枝や葉が密集していると、日差しが行き通らず、うまく実が成長しません。
・内側に伸びている枝 ・重なり合っている枝 ・密集している葉 |
ビワの木をよく観察して、これらの部分を切り落としていきましょう。
常緑樹であるため、ビワの木を目隠し用として植えているご家庭もあるかもしれませんが、密集のしすぎはNGです。
風通しが悪く、害虫や細菌が繁殖しやすくなってしまいます。
ビワは苗木から育てるのがおすすめ!種からは10年必要!?
ビワは苗木から育てるのがおすすめです。
種から育てることもできますが、実を収穫できるようになるまで10年程度かかるので「実をできるだけ早く楽しみたい」という人は、苗木から育てた方がよさそうです。
苗木から育てれば3年程度で実を収穫できますよ♪
植え付けは2〜3月
植え付けは2〜3月にしていきます。
下記のポイントを押さえながら、植え付けていきましょう。
・50cm四方の穴を掘る ・腐葉土を2割程度加えて、堀った時に出た土と混ぜる ・日当たりと風通しが良い場所に植える |
ビワは日当たりがよい場所を好むので、1年を通して日当たりが良い場所を選定して植え付けを行ってください。
【注意】マイナス3度が続く地域は実がならない?
ビワは耐寒性があまりなく、マイナス3度が続くような地域では、実が成長しないまま落ちてしまいます。
鉢植えであれば、冬季は暖かい室内へ移動させることができますが、地植えではそのような対処は難しいです。
関東以西であれば問題はなさそうですが、東北や北陸地域等の積雪地では地植えでの栽培は難しいでしょう。
水やりは基本なし・肥料は1年に3回
ビワを地植えで育てる場合は、基本的に水やりは必要ありませんが、猛暑日が続く夏は朝の涼しい時間帯にたっぷり水をあげましょう。
一方、肥料は1年に3回程度を目安に追加していきます。
推奨する時期は下記の3つです。
・2月 ・6月 ・9月 |
地植えの場合は「有機物肥料」を、冬が終わったタイミングや実の収穫が完了したタイミングで追加していきましょう。
実は1房に3個まで!
梅雨から初夏の季節である5〜6月に収穫期を迎えるビワですが、その前に摘果が必要です。
「沢山なればなるほど嬉しいのでは!?」と思ってしまうのが人の欲求というものですが『適切な実の量』を守らないと、1つ1つの実が小さくなってしまいます。
「1房に実は3個まで」を頭に入れながら、実の間引きを行っていきましょう。
すると、それぞれの実に栄養が行き届き、美味しい実が出来上がります。
収穫したビワの実はジャムにして楽しむこともできますよ♪
皆さんが考案した美味しいレシピがあったら、是非教えてください!
ビワは鉢植えでも栽培可能!東北・北陸地域は鉢植えが最適!
ビワは鉢植えでも栽培が可能です。
特に、下記に当てはまる場合は鉢植えがおすすめですよ♪
・冬はマイナス3度を下回る日々が続く地域 ・大きく成長されたら困る!(小さく楽しみたい) ・季節によって日当たりがよい場所が変動する |
鉢植えであれば狭い場所でも気軽に育てられる上に、収穫や剪定もしやすく、栽培しやすいです。
赤玉小粒8:腐葉土2で土をつくり、地植え同様「日当たりが良い場所」に置いて育てていきましょう。
2年に1度は植え替えを
鉢植えでの栽培は、地植えよりも手間はかかりませんが「植え替え」は必要です。
根詰まりが起きて、成長が止まらないように、2年に1度を目安に大きい鉢に植え替えてあげましょう。
表面の土が乾いたら水やり!
地植えの場合は、基本的に水やりは必要ありませんが、鉢植えでは「表面の土が乾いたら」水をたっぷりあげましょう。
鉢底から水が出てくるのが目安です。
ビワの剪定を行うなら弊社にお任せください!
今回はビワについて解説してきました。
ビワの剪定のポイントは下記の3つです。
①時期を間違えると実がつかない ②ある程度大きさをコントロールする意識を ③日差しが通るように間引き剪定を |
基本的に「8月下旬〜9月」に行うのが適切ですが、まだ実をつけたことがないビワの木の剪定は2月に行っていきます。
この剪定の時期を間違えて枝を切ってしまうと、ビワの最大の魅力であるオレンジ色の実が収穫できなくなってしまいます。
大きさや間引きを意識しながら、元気なビワの実が収穫できるように育てていきましょう!
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