【蜂の巣の駆除】自分でできる?プロに依頼する?
蜂は木の上から土の中まで、様々な所に巣を作ります。
特殊な場所にある巣はプロにお願いするしかありませんが、手が届く場所に作り始めた状態なら早く駆除したいですよね。
ただし、安全に蜂の巣を駆除する為には準備や適切な判断が必要です。
毎年、蜂刺傷による死者が出ていることを忘れず、ご自身で駆除ができるかをしっかりと確認してください。
決して無理はせず、迷った時はプロに相談しましょう。
この記事では、蜂の駆除方法や、プロに任せる時の費用相場などを詳しく解説していきます!
ぜひ最後までご覧ください。
目次
蜂の駆除は自分で?役所・プロに依頼する?
蜂の巣の駆除は自治体によっては無料でしてもらえる場合がありますが、お住まいの地域では行っていない場合もあります。
無料では駆除できなくても、格安だったり補助金が出るなど費用を抑えられることがあるので、お住まいの地域について調べてみましょう。
また、ご自身で駆除できれば費用は道具代のみになります。
ご自身での駆除は主にスプレーや長い棒などを準備する必要があります。
ただし、以下の条件のいずれかに当てはまる場合はご自身での駆除は大変危険ですので、プロに依頼するようにしましょう。
・蜂の種類がスズメバチの場合 ・巣の大きさが15cm以上 ・巣が屋根裏などの閉鎖的な場所 |
上記の条件に当てはまる場合、専門の業者にとっても危険性も難易度も高くなります。
命に関わるような大きな被害に遭う可能性があるので、専門の駆除業者に依頼しましょう。
次の項目では、蜂の巣を見つけた時に自信で駆除できるか、他に依頼した方がいいかという判断方法についてお伝えします。
自分で駆除できるか確認してみましょう
まず、最初に確認すべき事は以下の通りです。
・蜂の種類 ・蜂の巣の場所 ・蜂の巣はいくつか ・蜂の巣のサイズ ・蜂の巣の入口 ※確認の際、巣に近づきすぎないようご注意ください! |
巣が確認できない場合には、プロに依頼するようにしましょう。
また、蜂は巣の刺激や振動などで襲ってくるので、揺らさないようご注意ください。
◆蜂の種類の判断方法
ミツバチやアシナガバチは数が少なければ、簡易的な準備で対処が可能です。
スズメバチは攻撃性が高いのでご自身での駆除はやめた方がいいでしょう。
では、それぞれの特徴についてお伝えします。
・ミツバチの特徴
ミツバチは攻撃性が低く、巣に触れるようなことがなければ襲ってきません。
ただ、冬になると攻撃性が高くなるので注意が必要です。
巣は平面の板状で下へ垂れさがっています。
屋根裏、床下、壁の内側などに巣がある場合、駆除の他に大工作業が必要になるので、ご自身で対処するのは難しいでしょう。
・アシナガバチの特徴
アシナガバチはスズメバチほどの攻撃性はありませんが、巣が付いている枝を揺らすと一斉に攻撃してきますのでご注意ください。
巣はシャワーヘッドのような形をしています。
・スズメバチの特徴
スズメバチは蜂の中で最も攻撃性が高く、近づくと一斉に攻撃をしてきます。
特に黒い色には激しく攻撃する特徴があります。
初期の巣はさかさまになったフラスコのような形をしています。
徐々に丸形のマーブル色になり、入口は一ヵ所です。
◆蜂の巣がどこにできたかによって駆除の責任者が変わります
ご自宅にできた蜂の巣は家主が責任者ですが、賃貸や公園に蜂の巣ができた時は誰が責任者かをお伝えします。
・賃貸住宅
賃貸で蜂の巣が出来た場合には、管理会社や大家さんに連絡しましょう。
一般的に共有部分では管理者が負担します。
ベランダなどの専有部分はご自身で対処しなければならない場合があります。
プロに依頼する場合は安い金額ではないので、まずは管理会社や大家さんと相談してください。
・分譲マンション
共有部分については管理組合に報告して駆除してもらいましょう。
・公共の場所(公園や公道など)
役所に連絡をし、対応してもらいましょう。
◆蜂の巣のサイズでの判断基準
ご自身で安全に駆除できるサイズは15cmまでです。
15cm以上になると攻撃性が増し、命の危険もあります。
4月~5月頃に女王蜂が最初に巣を作り始めます。
その時の駆除であればスプレーで簡単に駆除可能ですが、大きくなると蜂の数が増えるので駆除は困難になります。
自分で駆除する際に準備するもの
アシナガバチやミツバチの駆除について、基本的な準備は共通しています。
・駆除を見守る人
一番大切なのは、駆除する人の見守り役です。
蜂の駆除は危険なので、決して1人では行わないでください。
蜂に刺されて意識障害が起きた場合、緊急連絡をしてくれるよう誰かに見守り役をお願いしましょう。
見守り役の人は近くではなく、家の中の安全な場所で窓越しに見てもらうか、蜂に襲われる心配のない離れた場所から見ていてください。
・蜂の駆除スプレー
蜂用の駆除スプレー、または合成ピレスロイド系の成分が入った殺虫剤が効果的です。
蜂用の駆除スプレーは蜂に近寄らなくてもいいように強力噴射で遠い距離まで飛ばすことができる製品があります。
ホームセンターや薬局で販売されています。
購入する際は使用する本数に+1本の予備があるといいでしょう。
・防護服
蜂の巣のサイズが6cm以上の場合は蜂駆除用の防護服を必ず着用してください。
価格はピンキリで数千円~10万円越えのものもあります。
自治体で防護服を貸し出している場合もあるので購入前に確認してみましょう。
他で代用をする場合、蜂は黒い色に反応して攻撃してきますので白い服で行いましょう。
この時、蜂に刺されないよう肌を露出しないようご注意ください。
襟元から蜂が入らないよう首にタオルを巻き、ズボンの裾は長靴の中に入れ、上着は手袋の中に袖を入れます。
裾や袖はガムテープを貼って隙間ができないよう留めましょう。
マスクやゴーグル、防蜂ネットが無い場合はヘルメットや帽子を被ってください。
また、ヘアスプレーや香水、柔軟剤など臭いの強いものにも刺激されて攻撃してくることがあります。
・その他作業に必要な道具
作業をする際には長い棒、ほうき、ちりとり、ゴミ袋、虫取り網が必要になります。
虫取り網にゴミ袋をセットしておいて、落とした巣をキャッチできるようにしましょう。
また、蜂は昼に活動するので夜か明け方にかけて駆除するのがオススメです。
その為、作業中に灯りが必要な場合は懐中電灯に赤いセロハンを貼ったものを用意しましょう。
蜂は明るい光に突進してくるので、そのままの光を当てないようご注意ください。
蜂の巣駆除の流れ
準備ができたら以下の流れで駆除をしてください。
①少し離れた所から巣に向かってスプレーを2~3分噴射する
②巣に近づきながら蜂の羽音が聞こえなくなるまでスプレーを噴射する
③生きている蜂がいないことを確認したら長い棒を使い、巣を虫取り網に入れたゴミ袋へ落とす
④ゴミ袋に入った巣を壊し、中の幼虫を踏んで確実に駆除する
⑤死骸をほうきとちりとりで集める(手では触らないようにしてください)
⑥巣があったところにスプレーを噴射して戻り蜂を防ぐ
⑦ゴミ袋は各自治体のルールに沿って処分する
蜂の巣駆除は植木ドクターへ!
蜂の巣駆除は命の危険に関わる大変危険な作業です。
また、駆除の際は様々な道具を用意しなければなりません。
植木ドクターならプロが最短即日でかけつけます。
お見積りやご相談は無料ですので、お気軽にお問合せください(^_^)/
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